伊達の鉄壁女子［ハイキュー!!］

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「それは私を勘違いさせるための常套句？」

「好きな人勘違いさせてどうするんですか。」

わずかに赤く染まっている頬に胸がきゅんとなる。


「二口くん、好きだよ。」

「先輩がイケメン過ぎて、男の俺の立場ない。」

「二口くんも顔はイケメンだよ。」

「刺々しい･･･。」


はぁ、と艶めかしいため息をこぼす二口くんに頬が緩む。


「ニヤニヤしないでください。」

「かわいいよ。」


ムッとした表情を露わにした二口くんは、

一度離れたはずなのにまた壁の方に詰め寄ってきた。

え、真顔怖い。


「先輩の方がかわいいのに。」


ため息混じりの低音が直接耳に響く。


「あ、真っ赤。」

「年上をからかわないで！！」

「先輩こそ、男からかったら痛い目見ますよ。」


先程とはうってかわって楽しそうな表情を見せる彼に私の鉄壁は音を立てて崩れ落ちた。





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