ジェラート ページ6
「わわ、なんですか?これ。」
夏休み前日のバイト
いつものように着替えると店長に呼ばれてキッチンに入った。
そこには四角い箱のような銀色の機械が並んでいた。
「ジェラートマシーン。
昔この店でも売ってたんだけど最近はやってなくて。
昨日倉庫整理したら出てきたからやろうかなって。
結構人気だったし。」
材料も用意した。
そういって見せてくれた袋の中には、桃や巨峰、パイナップルなどのフルーツとピスタチオが入っていた。
「チョコは店にあるし。
なんか面白い味思いついたら言って。
試食して美味しかったら店に並べるから。」
どことなくウキウキしている店長を見ながら、ピンッ!と閃いた味に手を挙げる。
「はい、佐羽Aさん。」
「うちの人気商品生塩キャラメルをジェラート化するのはどうでしょう。」
「はい、天才。
はい、採用。」
と言いながら材料を取りに行く店長を見て嬉しくなる。
もし、商品化されたらおすすめしてみようかな、なんて。
まだ商品化されると決まったわけでもない新商品に無限の可能性を見出した。
「おーい、顔がだらしないぞー。」
「店長!
なにがなんでもこれ商品化してください!」
「おう、まかせろ。
俺のパティシエ魂に誓ってやる。」
Aちゃんホール!!
という切羽詰まった充琉さんの声にお店の方に駆け出した。
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kana(プロフ) - 完結おめでとうございます!( *˙˙*)最初の方はキュンキュン,最後の方はキュンキュン&ニヤニヤしながら読んでいました!(*´-`*)新作できたら絶対に読ませていただきます!(^^)これからも応援しています!^^* (2021年1月26日 0時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名も無き者 | 作成日時:2021年1月22日 21時