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マカロン ページ11

「Aちゃん。」

「はい。」


雨の降る木曜日

充琉さんがすこし困った顔で話しかけてきた。


「明日ね、6時半から7時の間ちょっとだけひとりでお店回せる?」

「あれ?

明日って6時半から詩乃さん来ないんですか?」

「その予定だったんだけど、詩乃ちゃん体調崩してるみたいで。

代わりに和樹くんが来てくれるんだけど、6時半には確実に間に合わないみたいなのよ。

私たちはちょっとお偉いさんのケーキの配達があってギリギリでも半には出たいのよね。」

本当は充琉さんが残って私とお店に出る、ということにしようとしていたらしい。

ところが、さっきお偉いさん関係の人から電話がかかってきて盛り付けをライブクッキングみたいに、みんなの前でやってほしいと頼まれたそう。


「全然大丈夫ですよ!

半からだったら大体お店も落ち着いていますし。」

「ほんとごめんね。

カフェの片付けはほっといていいから。

closeの看板だけ下げといて。」

「はい!」

和樹さんは7時には来れるらしい。


そして次の日

なにかあったら必ず電話することを何度も言い聞かされ、

たくさんの荷物を持って店長と充琉さんは出ていった。

何気にお店にひとりは初めてなのでどきどきしながらカウンターに立った。



カランカラン



眉間に皺の寄ったおじさんがご来店です。




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kana(プロフ) - 完結おめでとうございます!( *˙˙*)最初の方はキュンキュン,最後の方はキュンキュン&ニヤニヤしながら読んでいました!(*´-`*)新作できたら絶対に読ませていただきます!(^^)これからも応援しています!^^* (2021年1月26日 0時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名も無き者 | 作成日時:2021年1月22日 21時

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