アイドリッシュセブンのメンバーです！【男主】 (ページ23)

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you side

大和さんに手を引かれて TRIGGERさんの楽屋前に着いた。
手を握ることで落ち着いていた鼓動がまた高鳴り出した。

そして、楽屋にいた時のように自分の手を片手で包んだ。

A『…ｯﾂ、、』
三月「大丈夫大丈夫。落ち着けな？A」

A「すみ、ませ…」

大和「入るぞ」

大和さんはドアのノックと共に僕の手を離した。
そりゃそうだ、初めての楽屋挨拶なのにメンバーが手を繋いでいるなんて有り得ない光景だ。

大和「失礼します。アイドリッシュセブンです」

楽「八乙女楽だ」
天「九条天です。」
龍「十龍之介です、よろしくね」

目の前には大人気のアイドルグループ。
まだ僕たちは並ぶ事ができないお方たちだ。

楽「名前教えてくれるか？」

八乙女さんが話を振ってくる。
名前ぐらいは自分で言えないと……

大和「アイドリッシュセブンのリーダー二階堂大和です」
三月「和泉三月です」
壮五「逢坂壮五です」
ナギ「六弥ナギデース」
陸「七瀬陸です！」
環「四葉環」
一織「和泉一織です。」

1人ずつ名前を言っていく、僕の番がくる…
どうしよう声が…震えちゃう、、

A『…ﾊｯｱ、A、、A…で、す』

言えた。だけど自分でもわかるくらい震えて突っかかった言い方になってしまった…

天「…そう、今日はよろしくお願いします」

I7「「よろしくお願いします！」」

みんなで一礼して TRIGGERさんの楽屋を出て
自分たちの楽屋に戻る。

A『…ｯﾂ、ﾊｧﾊｧ』

心なしか、名前を伝えた時から息が苦しい。
しかも、今は自分たちの楽屋に戻ってきたというのに、

陸「A！名前言えてたね！頑張ってたよ〜
　ってA！？」

A『……っ……ｹﾎｯ…ﾊｧ……ﾊｧ…ｹﾎｯ…ﾊｧ』

陸「落ち着いて！A！」

一織「七瀬さんどうしたんですか？ってAさん！」

一織「大丈夫ですよ、ここには私たちしかいませんから」

息ができなくなるってこんな感覚なんだな…
周りの声も音も全く聞こえない。

大和「A、大丈夫だお兄さんに合わせて呼吸してな？
吸って…吐いて…吸って…吐いて…」

大和「上手だ。しっかりできてるよ」

A『ﾊｧ…す、すみま、、せんﾋｸｯ』

三月「よかったよ落ち着いて、でも泣くな？また苦しくなっちまうから。挨拶だってしっかりできたんだし、本当に頑張ったよ」

僕は息をなんとか整えながら、またメンバーの暖かさを感じた＿