��私とテテの夜道 ページ18
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私は先にトコトコ歩くテテを追いかける。この私を置いてくなんてまったくあいつはどうかしてるぜ。
「やあ！わいを置いていかんでや！」
「あ・・・ごめん忘れてたわ」
やっぱり元気がない。なんでや。
「やあ、あんたなんで元気ないんか？最後らへんからずっと。ジミナが気使ってたやろ」
秘密基地で昔の話で盛り上がってたのに、急に黙り込んでしまったテテ。ジミナもぐったんも心配してたやん。
夜の暗さでよく見えへんけど、テテは悲しい顔をしとる。気分屋やからめんどいんや。笑ったり、怒ったり、こうやって悲しい顔をしたりこいつはほんま忙しい。
「A」
「なんや」
「もうちょっとゆっくり歩かへん？」
「ご勝手に。私があんたに合わせてるんやで」
フッと口元だけ笑ったテテの足取りがまた一段と重くなった。私はそれに合わせる。
めんどいけど、なんやかんや私はテテのことが心配になる。
「なにかあったんか？」
「俺な、父ちゃんのことを考えてたんや」
「とう、ちゃん？」
死んだ私たちの父ちゃん。
優しくて、いつでも家族を包み込んでくれてた人。
「昔の話してたから、父ちゃんのこと思い出したん？」
「なあ、父ちゃんってひどいと思わんか？」
「なんでや」
こいつはやっぱりなにを考えているのか分からん。私は父ちゃんのことを一度もひどいと思わんのに。
「俺たちになんも言わんで死んだやん」
「・・・・・・・」
「父ちゃんが死んだ日に、病気だったって分かったやん」
「そうやな」
「ひどいよ父ちゃん。でもすっげえ会いたい」
そうやなテテ。私も父ちゃんに会いたい。もしも父ちゃんに会えたらとしたら、テテは父ちゃんに怒るんかな。
怒って、泣いて、最後は笑うんやろうな。ほんま忙しいやつなんやテテは。
「でも父ちゃんらしいやん。最後まで病気のことを言わんでさ、私たちの前では必ず笑顔でいてさ」
私はほんまに父ちゃんの笑った顔しか知らないんや。父ちゃんはほんまに素敵な人で、小さい頃は父ちゃんと結婚するって言ってたな。懐かしいわ。
「ひひ、俺の父ちゃんすげえな」
そう言って気分屋が、おっきな手で私の頭を撫でた。
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ミオ(プロフ) - あの私も関西人じゃないのでおかしいと思うところはないのでケンチャナヨ！ファイティン！ (2017年7月4日 17時) (
レス) id: f13eb61b67 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - ミオさん» コメントありがとうございます！！わたくしは関西人ではございませぬ>_<関西弁とは無縁の人でございます。。なので言葉がおかしい点があるかもしれないですがこれからも応援よろしくおねがいします！ありがとうございます！ (2017年7月4日 17時) (レス) id: 51cfe540df (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 作者の方って関西の人ですか？これからもファイティン！ (2017年7月4日 16時) (レス) id: f13eb61b67 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - パク・ユジン@低浮上気味。さん» ありがとうございます>_<私は関西弁とは無縁な人なので正直難しいです (笑) がんばります！！ (2017年6月24日 20時) (レス) id: 51cfe540df (このIDを非表示/違反報告)
パク・ユジン@低浮上気味。(プロフ) - 関西弁のバンタン、新鮮です〜更新頑張ってください (2017年6月24日 17時) (レス) id: 9783888768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：するめ | 作成日時：2017年5月24日 18時
