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『このまじないは師匠でも抑えられるのは12回が限界。俺が心の底から怒る……簡単に言うならぶちぎれるたびに消費されていく。＿＿そんで、そのあとはまあ色々あってこの船にたどり着いたんだよ』
天月「……そのまじないが解けたのは僕たちの為に怒ったから？」
『まぁそうだね。で、最後の封印はぐるたみん様に“両親を殺したのはSing船のやつら”って言われた時に解けた』
ちゃげ「今その衝動ってのは？」
『沸いてるよ。でもなんとか耐えてる』
また手を出しそうで怖い
ゆとり「解除方とかは？」
『……分からない。……何はともあれ俺は今回みんなを裏切って、危険にさらしてしまった。その責任はとる。……次の島についたら俺はこの船から降りるよ』
「「「「「！！！」」」」」
96「ほんと、なん？」
『……うん』
もう殺さないと決めていたのに俺は沢山の敵を殺した
そしてみんなを危ない目にあわせた
『ここにはもういれない』
うらた「知らねーよ」
『……え？』
うらた「俺たちが今話してんのは今ここにいるAだ。ここにいれないとか勝手に決めんじゃねーよ」
なんで
志麻「俺たちの事を考えて決めるんなら、俺たちの意見も聞いてほしいわ」
なんでなんで
坂田「俺らは、Aにまだこの船におって欲しいと思うよ」
なんでそんな言葉を俺にくれるの
顔を開けたときに見た俺を見るみんなの視線は優しかった
luz「僕らは君に助けられた。それに勝ることなんてないんよ？」
座る俺の前に、そらるさんとうらたと幹部たち、天月とluzが立ち膝になってふわりと微笑んだ
天月「呪いが起きても僕たちが君を止めてあげるよ。大丈夫、君にもう人は殺させないから」
センラ「本当の君を、ありのままの君を教えて。もっともっと君が知りたい」
まふ「次は僕たちが君を受け入れる番だよ。その覚悟はもうとっくにできてるんだから」
ポロポロと溢れるそれはなんだろう
そらる「……A、君が女の子だってどんな過去があったって、俺たちには“今”の君が必要なんだよ。だからまた、この船の一員として共に過ごしてくれないかい？」
『っ……俺、ここにいて、いいのっ？』
「「「「「勿論」」」」」
"君と僕らは運命共同体なんだから"
差し出された希望の手
迷いなんて吹っ切れた
『っ……ここに、いさせて！』
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山犬(プロフ) - 哀原。さん» ありがとうございます！長いので一気は大変だったでしょう…。こちらこそ読んでいただきありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - りょくちゃさん» ありがとうございます！一つ一つこだわって書き書きしたので、そう言っていただけて嬉しいです！こちらこそ長いお話を読んでいただいてありがとうございました！ (2021年8月22日 21時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
哀原。 - 友達に推されて一気に読みました。とても面白かったです。素敵な作品をありがとうございました。 (2021年6月2日 19時) (レス) id: 720f857f3f (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 完結おめでとうございます...！そして長い間おつかれさまでした！わたしは、最近知って読ませて頂いてたのですが、それぞれのお話にすごく切なくて感動しました。素敵な作品をありがとうございます！ (2021年4月17日 17時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
山犬(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます！長々と続いていましたが終わってしまいました(´∀｀)一つ一つ凝って書いたのでそう言っていただだけてとても嬉しいです！ご愛読ありがとうございました。 (2021年4月13日 19時) (レス) id: ae4ffc859d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山犬 | 作成日時：2020年4月3日 17時
