【歌い手】男装海賊少女は青を望む

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まふ「なんで……？」




レイ「分かりません。でも、感じましたよね？町の人たちからの視線」




そういえば……それでもまふなるの夫婦喧嘩が始まったわけだs(((




レイ「……もっと詳しいことは船で。この町には皆さんだけが降りたんですか？」




『いや、調達員とかも』




レイ「……すぐに探して、船に戻りましょう。俺も手伝います」




レイの言葉を受け、俺たちは調査を中断し町に散った船員たちを呼びに行った




まふには先にSing船に戻り、港ではないところに船を移動させるように言いにいってもらっている




注意することはふたつ




俺らがSing船の船員であることはすでに町の人から知られているため、もしものために彼らが俺たちの仲間であることがばれないように退散を伝えること




それと、彼らに伝える前に知り合いだとばれないこと




名前を呼ばれれば即終わりだ




『ぁ、いた……』




俺が見つけたのは灯油さんとゆとり




機械が並んでいる店のショーウィンドーを見ていた




俺は近くまでよっていき、気配を殺す




そして、その店を覗くふりをしながら彼らの後ろを通りすぎた




『港から東の森。追っ手は振りきれ』ｺｿｯ




そう声をかけると灯油さんとゆとりはチラリと俺を見てからまたショーウィンドーに目線を向けた




灯油「さて、そろそろ次のとこ行こっか」




ゆとり「そうですねぇ〜」




うまく伝わったようだ




(次だ。……早くしないとな)




嫌な予感がしてる









町人「……伝えますか？」




町人「……えぇ、そうしましょう」

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