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ぐるたみん「お前、名前は?」
そらる「……そらる」
ぐるたみん「へぇ〜そらるねぇ。お前多分船長さんの息子だろ?面影あるね」
そらるは父が持たせてくれた湾刀をギュッと抱えながらぐるたみんを睨む
ぐるたみん「ね、選ばせてあげる。俺らの船に来るのとここで死ぬの、どっちがいい?」
そらる「っ!!」
仲間になる?冗談じゃない
俺は人を殺さない父さんみたいな海賊になるんだ
そう心の中で反抗するものの、死ぬのは怖かった
父から生きろ、とも言われた
ならどちらにするのか
ぐるたみん「……早く決めろよ」
そらる「っ………な、る。……仲間に、なります」
ぐるたみんはその返事にニッコリと笑うとそらるの手をつかんで歩き出した
そらるは湾刀を落とさないようにしっかりと抱えながらぐるたみんを追いかける
しかし、部屋を出た瞬間
そらる「ひいっ!!」
死体を見た
さっきまで生きていた仲間が、知らない人が、死んでいる
まさに血の海だった
吐きそうになるのを我慢しながら歩く
?「ん、ぐる、そいつが?」
ぐる、というのはぐるたみんのことらしい
ぐるたみん「そーですよ。ってことで船長、こいつ仲間にしてもいいですか?」
ぐるたみんに船長、と呼ばれたその男はそらるを見るとすぐに視線をはずした
船長「使えるのか?こいつ」
ぐるたみん「さあ?でも使えなそうだったら俺が育てますよ」
船長「……ならいいだろ。お前名前は」
そらる「そらる、です」
船長「ほう……父親によく似てるな。間違えても復讐しようとは思わない方がいいぞ。俺たちは殺すことを躊躇わない」
そらるはゾワリと背筋が冷えるのを感じた
バレているのだと
船長「ま、とにかく船に乗ってからだ。撤収するぞ」
船長の言葉でぞろぞろと船員たちが船へと戻っていく
ぐるたみんが歩き出したのでそらるも歩き出し船に乗れば
そらる「!父さん……!!」
父が海に浮いているのが見えた
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山犬 - cacaoさん» 君に影響されまくってるんだよ((( (2020年4月3日 17時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 紅葉狩りさん» 多分初めましてですかね?頑張ります!! (2020年4月3日 17時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 優@坂田家さん» マジか……じゃあ私に身長おくれな((小四!?……まあ結構長く続いてるからね〜がんばる!! (2020年4月3日 17時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - おかき(狼好き)さん» 塾頑張れっ!ありがとうっ!!! (2020年4月3日 17時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - ココアさん» ああああああありがととととととととととと!!!!!!! (2020年4月3日 17時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山犬 | 作成日時:2019年11月17日 11時