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志麻「……お前、名前は?」
?「……センラ、です……。あの、どうして助けてくれたんですか?」
志麻「……お前に似たやつと、さっき会ったから」
志麻はセンラにフードつきのマントを買った
それをセンラに身に付けさせ、彼を追っているであろう男たちか隠れていた
志麻「……お前、なんで追われてたわけ?」
センラ「っ!!………え、と……」
その時、志麻の視界に見覚えのある後ろ姿が見えた
志麻「ぁ……いた。……ほら、あれだ。お前に似てるやつ……って、」
志麻がセンラを見ると、彼は目を見開いていた
センラ「セン、子……?」
志麻「……ちょっとそこの路地入ってて」
志麻は少女に駆け寄った
?「あれ、お兄さんまた会いましたね?」
志麻「……来て」
そして、彼女を連れてセンラのもとへ行く
彼女はそこに立っているセンラを見たとたん、目尻に涙を浮かべた
セン子?「っ、お兄ちゃんっ!!」
センラ「セン子っ!!」
フードを外したセンラとセン子が抱き合った
セン子「よかった……っ!!会えた……、あたし、お兄ちゃんに会うために陰狐に入ったんよっ!!それで、お兄ちゃんを買った人狩りを調べてたらお兄ちゃんが返品されるって聞いて、探しに来た!!」
センラ「な……お前、まだ11やんか……っ、僕は返品される前に、逃げて……っ、そこにいる志麻さんに助けてもらったんよっ!!」
志麻は涙を流しながら抱き合う二人を離れたところで見ていた
……自分と重ねながら
どうやらセンラは買われた家から返品されそうになり逃げてきたらしい
そしてセン子は陰狐とか言う彼らの出身国で隠密などを行う組織に自分の兄を探すために入ったそうだ
志麻(……どうすっかな)
センラの服の袖から見える腕や首に残る痣や火傷の痕を見ながら志麻はめんどくさいのに関わってしまった、と頭を悩ませる
志麻(……船に連れていくか……?)
しかし、半年くらい前に入ったばかりの自分が連れていっても良いのだろうか
その時、センラがバッと志麻の方を見た
センラ「……助けていただき、ありがとうございました。お礼に何かさせてください」
志麻「何か、って………」
………もういいや、なんて諦めて
志麻「………じゃあ____」
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山犬 - 藍さん» 返信遅くなってすみません!!同じなんですか!!……幕張中止になってしまい悲しいです…グスッがんばります! (2020年3月24日 23時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - とても面白いです!夢主くん【ちゃん】かっこよすぎてやばい…春ツたのしんできてください!私は自宅で…グスッ応援していますグスッ あと調達員のちいちゃんのお名前と私の本名が同じでとても親近感が湧きました!これからも頑張ってください (2020年3月1日 14時) (レス) id: 14a21aa8f5 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 返信遅くなってスミマセン!ありがとうございます(*´ω`*)私は春ツ、幕張で参加します! (2020年2月14日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家よりのcrewよりのひきまるメンバーよりの歌い手好き - うらさんとの絡みが好きです!でもまーしぃの控えめな所も好きだし、さかたんとのセンラさんへのイタズラとか、それでも優しくしてくれるセンラさんとかも好きです!あれ?結局僕は浦島坂田船が好きなのか...話変わるけど作者さんは春ツ行きます?僕は当たんなかった... (2020年2月7日 19時) (レス) id: bd128d24b1 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - モノクロさん» ありがとうございます!!そらるさん編は結構最初から波乱な感じですかね……頑張りますっ!! (2019年11月17日 12時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山犬 | 作成日時:2019年8月6日 9時