【歌い手】男装海賊少女は黄を望む

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センラ「っ、A、君…………？」




なんで？




なんで、なんで！？




なんでA君はあんなことになってるの？




ボロボロで、血が出てて、今にも壊れてしまいそうな




どうして、こんな……っ！！




放心しているとうらたんが哉風サマに突撃した




剣を振り下ろすも、哉風サマは壁に立て掛けてあった剣をとって受けてしまう




志麻「っ！！」




バンッと音がして、志麻君の銃から弾丸が放たれる




しかし、哉風サマはうらたんの剣を弾いてからその勢いのまま弾丸を防いだ




あおい「A君っ！！」




智世「Aっち！！」




あおいちゃんと智世ちゃんはA君のところへと走った




……でも僕は、動けなくて




A君から目が離せなかった




坂田「センラ……っ、センラ！！しっかりしいっ！！」




うらたんたちは哉風サマと戦い、智世ちゃんはA君の鎖を外す




ぐったりとしたA君はあおいちゃんに支えられながら起き上がった




『み、んな……助けに、来て、くれたのか……？』




坂田「センラ！！」




あおい「そうだよ！！心配したんだから……っ！！」




目を開けている




話している




でも、でも




無意識に、足を進めていた




センラ「……A、く………」




『！っ、セン、ラっ！？よかった、無事だったの………づ、ごほっ！！』




ﾋﾟｼｬｯ




苦しそうに咳をしたA君の口から出てきたのは、血




その瞬間、ナニかが、外れた









センラ「ぅぁあぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"！！！！！！」

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