【歌い手】男装海賊少女は黄を望む

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坂田「センラっ！！」




会場の敵を全て倒し終えた頃




ステージでうらたは座り込むセンラを支えていた




皆が集まり、二人を囲む




うらた「センラ、大丈夫か？」




センラ「っ…ぅらたん……ありがと」




服の袖から見えるセンラの肌には複数のアザがあり、うらたたちの怒りを大きくした




志麻「センラ、Aは？」




志麻がそう聞いたとたん、センラがびくりと肩を震わせる




センラ「そ、や！うらたん、皆、助け、て！！A君が、A君が、危ないっ！！」




あおい「！？危ないって……！！どこにいるんですか！？」




センラ「……躾、部屋やと思う………」




躾部屋というワードに皆顔を歪めた




智世「……ホント、ぶっこr……腕ももいでやろうかな………」ﾎﾞｿｯ




うらた「……センラ、大丈夫。あいつは助ける。……案内、してくれるか？」




うらたの言葉にセンラは頷いた




立ち上がろうとするセンラを坂田が支え、歩き出す




と、Souが志麻に近づき耳打ちした




Sou「皆さんは行ってください。俺はセン子さんを待ちますから」ｺｿｯ




志麻はそれにうなずき、Souに背を向けてセンラに着いていった









奥に進むほど、呻き声が大きくなってきた




センラは唇を噛み締めおぼつかない足を前に出す




坂田「……これ、Aの声…やないよな？」




志麻「………」




誰も答えられなかった




それから少し歩きある扉の前に来たとき、センラが止まった




センラ「ここ」




うらた「……突撃するぞ」




武器を構える




センラは何も持たない




しかし、うらたの隣に居続ける




Aが心配だった




センラ(無事でいて……っ！！)




うらた「ふぅ………っ、いくぞっ！！」




うらたが勢いよく扉を開ける




うらた「お前の仲間は倒した！！次はお前の………ば、ん………」




？「あれ、もう助けに来た感じ……？あいつら鍛え直さねｪとな」




あおい「っ、そんな……っ！！」




坂田「！！Aっ！！！」




センラ「ぁ……ぅ…………」




そこにいたのは人狩りのリーダーと思われる男と




壁に取り付けられた鎖に繋がれて倒れて、ボロボロになり血を吐く、A




センラ「っ、A、君…………？」




*

第三者目線苦手かもしれない……

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