【歌い手】男装海賊少女は黄を望む

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第一グループと分かれて一時間後




待ち合わせ場所で待機していると




？「まーしぃ！！！」




名前を呼ばれた




そちらを見れば坂田とあおい、智世が焦った顔をして走ってくるのが見えた




志麻「坂田。そんな焦ってどうしたん？うらたは…？」




坂田「その前に、そっちはどうやった？」




セン子「こちらは怪しいところはどこも……その様子を見るに、そちらにはあったみたいですね」




智世「ええ。志麻さんが言っておられた額布とマントの男を見つけました。うらたさんと坂田さんが追いかけたところ家の中に入っていったらしく……今、うらたさんが見張っているそうです」




Sou「すご……」



俺たちは坂田に案内されて駆け足でその場所に向かった




入り組んだ路地裏の奥




そこに、その家はあった




坂田「うらさん！」ｺｿｯ




うらた「！来たか」ｺｿｯ




志麻「どうなんだ？ここっぽいか？」ｺｿｯ




うらた「ああ。金持ちそうなやつらがちらほら入ってきてる。大方、夜のオークション前の品定めって感じだろ」ｺｿｯ




やっと見つけた




多分、Aとセンラはここにいる




しかし、どうやって助ける？




せめて中には入れないと何もできない




Sou「俺が入ってみましょうか？」ｺｿｯ




うらた「え……行けるか？」ｺｿｯ




Sou「ええ。偵察係舐めないでくださいね」ｺｿｯ




胸を張り、ニコリと微笑むSou




男の俺からして見てもイケメンだ←




セン子「なら私もいきます。私も偵察係ですから」ｺｿｯ




ということで二人が潜入することに




大通りに戻り少しだけ変装を施した二人がその家に入ったのは30分後




その間俺たちは一人を見張りに残して食料調達をした




どのくらい待つか分からないからな




全員帰ってきてから潜入を開始




俺たちが影から見守る中、少し着飾ったSouがセン子をエスコートするようにして入っていった




あおい「何か、似合うね」




智世「ですねぇ……」

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