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212ページ 志麻side ページ31






うらた「とにかく今はどこかに隠れよう。坂田の手当てもしないと」




うらたの言葉で、俺たちは追っ手を撒きながら路地裏を走った




まふ「!あそこ!!穴空いてる!入れるかも」




まふが指差したのは、建物の壁に空いた穴




ちゃげ「誰かの家やないん?」




まふ「入って確認してくる」




まふが穴に入っていった




少しすると穴から顔を覗かせる




まふ「空き家みたい。狭いけど隠れられるスペースはあるよ」




その言葉で俺たちはそこに隠れることにした




ちゃげが坂田を下ろすと、坂田は気絶していた




今のうちに手当てをすることに




上の服を脱がせると、坂田の肌は痣や傷だらけで捕まっていた間の扱いを想像させられる




うらた「……一体なんなんだよ……」




しばらくして簡単な手当てが終わる




坂田は起きない




志麻「……どうする?」




うらた「あいつは明日、Aを殺すと言っていた。でも、あいつらは坂田を欲しがっている。ってことは俺らにも分かるところ…つまり、今日の処刑台で殺そうとするはずだ。だから、そこを狙う」




ゆとり「坂田君は?」




うらた「こいつは怪我がひどい。だから誰か見てて 坂田「俺も行くよ、うらさん」え、坂田?」




坂田が目を覚ました




坂田「お願いやから連れてって。俺は動ける」




うらた「っ、その体のどこが動けるってんだよ!!」




坂田「大丈夫やって!俺、まだ戦える!!」




うらた「……何で、笑うんだよ……苦しいくせに……」ボソッ




そう溢すうらたは、悲しげで




坂田も坂田で辛そうだ




志麻「……うらた、坂田を連れていってもいいんじゃないか?誰か一人が坂田についてればいいだろ」




うらた「……はぁ、分かったよ……」




ちゃげ「なら今日は明日に備えて安静にしときー?」




坂田「おう!!」




気丈に振る舞っている坂田だが、見るからにキツそう




汗もかいてるから相当辛いのだろう




Aなら、こんな坂田を救ってくれるだろうか?




俺の時のように




坂田の、光のない赤黒い目を見ながらそう思った

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山犬 - ココアさん» お疲れえええええええええ!!!!! (2019年7月1日 20時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - 山犬さん» 久しぶりだよぉぉぉぉぉぉぉこっちもテストさーーーーー 終わったぁぁぁぁぁぁぁー (2019年7月1日 17時) (レス) id: 58cb0365d1 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - ココアさん» あれ、久しぶりのココアだ!一回だけなんじゃああああ!!!! (2019年6月30日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
山犬 - 楓さん» 教えてくれるかえちゃんがしゅき!!←なるほど……ありがとう!!頑張るよー!!ってことで続編で会おう!!(( (2019年6月30日 22時) (レス) id: b8d496b207 (このIDを非表示/違反報告)
ココア - なんで高評価一回しかできないのぉぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁー (2019年6月30日 21時) (レス) id: 58cb0365d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山犬 | 作成日時:2019年4月1日 11時

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