死にたがりは宿儺に愛されるようで

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『あー死のうと思って刺したんですよ』


宿「死のうってオマエ 死にたいのか？」


『はい、まぁ』


宿「それは何故だ？」


『死ぬのに理由って要ります？』


宿「ﾋｹｯ 中々面白い 」


！？

『おお、』


気がつくと私は宿儺の隣に居た

そして宿儺が私のお腹に手を置き

宿「ほら 治したぞ」


『は？ ちょっと！
なんて事してくれちゃってんの！！』


宿「ﾋｹｯﾋｹｯﾋｹｯ 」


『も〜 ってか 高！』


私は下を覗き込むと

『あッ、』

足を滑らせた
それも仕方ない だって足場が骨で出来てるんだもん


まぁこのまま落ちて 死ぬって言うのもアリだね

宿「ナシだ」


宿儺が私を横抱きでキャチしたのだ

『ねぇ！宿儺なんて事してくれちゃってんの！！』


宿「オマエは俺が殺す
俺が死ねと言うまで死ぬな そもそも誰にも殺させん」

『じゃ殺して下さいよ』


宿「断る！もう暫く楽しむとする」


『はぁ〜？ 何それ ほっっといじわる！
もしかして アレか 俺様系 ドSキャラね
も〜わかったよ 残念だけど私Mじゃないから！』


宿「オマエ何言ってるんだ？」


『も〜なんで伝わらないかな〜？ ドSとか知らないの？』

宿「知らん」


『えええ？どこの時代の人？』


宿「平安だ 後、俺は人ではない」


『ええぇぇえええええ？ 嘘でしょ？！
もう大丈夫だから
そんな厨二病の演出はいいから
後、 ここ何？ 私の家だったよね？
いつ改造しちゃったの？
怒らないから 素直に答えてみ？』


宿「顔がコロコロ変わる面白い女だな
教えてやろう 俺は呪霊だ そしてここは生得領域だ
改造なんてしとらん」

『じゅれい？呪霊?? 何それ
も〜生得領域って何？
まぁいいや 改造してないならよし！』


宿「(いいのか 心配だな) 」

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