君の音 《伏黒恵》

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響「ﾌﾌﾌ分かっちゃったかしら？」

俺は響子さんのお腹を見た

響「そうよ 子供が出来たのよﾌﾌﾌ」

悟「おめでとう！！」

響「ﾌﾌﾌありがとう 女の子かしら？男の子かしら？楽しみだわ 悟君 この子と仲良くしてくれるかしら？」

悟「勿論！ 男でも女でも可愛がってやる！」

響「ﾌﾌﾌ だそうよ 早く産まれてきてね ﾌﾌﾌ」

【五条悟 十二 歳】

響子さんの出産日だ

大丈夫か？ 心配で心臓で呪力の訓練もろくに集中出来なかった

次の日に月城家の屋敷に行った


悟「響子さん ！」

響「あら こんにちは 悟君 ﾌﾌﾌ可愛い女の子よ 」

悟「おめでとう！！ちぃっちぇー」

響「そうね 小さいけど確かに生きてるのよﾌﾌﾌ
あ、この子 “ 月城 A ” って名前にしたの」

悟「A………いい名前」

響「ﾌﾌﾌありがとう｣

【五条悟 十六 歳】

俺は東京都立呪術高専に入学した 任務や、授業の合間をぬって響子さんと可愛い可愛いAに会いに来ている

変化があったと言えば響子さんが少しづつ身体が弱くなっている事だ


一緒に遊んでいたら 急にAが

『あのね、さとにぃ 私ね、変なね音がねするの』

悟「変な音？ どんな音？」

『さとにぃ とかね 母上とかね人からねちぃこえるの (聞こえるの) 』

この事を響子さんに話した

響「あらあら、ﾌﾌﾌ きっとAは人より耳がいいのね」

悟「軽ッ！」

響「当たり前よ 私は例えAがどんな形であろうと私の大事な娘よ 勿論 悟くんもどんな形であろうと可愛い可愛い甥っ子よ ﾌﾌﾌ」

悟「響子さん 俺もう16だから もう可愛い年齢じゃねえから」

響「あらそうかしら？ﾌﾌﾌ私からしたら 悟くんはまだまだ可愛い子よ？」

と俺の頭を撫でながら言った

悟「はァ、… 普通に嬉しいけど 流石に無理がある！」


響「ﾌﾌﾌ ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｯ」


悟「大丈夫？」

響「大丈夫よ」

響子さんは次第に具合が悪くなった

別の日 俺は同級生の奴と体術の訓練をしていた

悟「傑！今日も俺が勝つ！」

傑「何を言ってるのかな？ 今日は私が勝つんだよ」

なんて言い争っていると

響「こんにちは ﾌﾌﾌ元気ね」

悟「き、響子さん え？なんで高専に？」

響「夜蛾さんに会いに来たのよ」

悟「体調は大丈夫なの？Aは？」

響「まぁ 悟くんったら心配性ね 私は大丈夫よ
Aも居るわよ」

『あ！さとにぃ！！ 』

と元気よく俺の方に走ってきた

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