浮遊霊と蛇（one）【蛇山チアキ】 (ページ23)

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ゴロミ「アタイは、｛妖怪｝ゴロミちゃんよ」

猫弥「(此奴・・・間違いない・・・"彼奴"の片割れ・・・)」ﾋﾟﾝｯ

小間「ん？どうしました？猫弥先輩」

猫弥「ん？なんでもないぞ？」

小間「でも・・・耳立ってますよ？」

猫弥「いやぁ、｛妖怪｝なんて初めて会ったから少し警戒してたんだと思う。細かい事は気にするな！」ﾋﾟｮｺﾋﾟｮｺ

小間「そうですか・・・」

猫弥「(危ない。ジンペイ達にはまだ"彼奴"について教える時じゃない・・・まだ"青の片割れ"は起きてないからな・・・)」

ジンペイ「｛妖怪｝？｛怨霊｝となにが違うんだ？」

ゴロミ「良いだろう、教えてやるよ。｛怨霊｝と｛妖怪｝の違いをな」

ｸｲｯ

マタロウ「なんか始まった！」

ｽｯ

ゴロミ「｛怨霊｝は、人や物質の思念が生物のような姿を得た存在、極めて不安定な存在だ。だから思念の目的が果たされれば即成仏する」

ｽｯ

ゴロミ「そして｛妖怪｝は｛怨霊｝が安定した存在。独自のアイデンティティを持った者だ。つまり｛怨霊｝よりワンランク上の存在と言える」