44.ぼくはよっぱらってなんかない ページ48
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Aside
バーボンと並んでしっかりと手を引かれながら、街頭の灯りがぽつぽつ輝く夜道を歩く。
なんか、小学生のデートみたいだな。
…って言っても、私は小学生時代にデートなんてしたことないし、そもそも小学生はこんな暗い夜道も歩かないと思うけど。
…まあ、強いて言うなら1人だけ例外はいる。
この前任務帰りに、深夜にスケボーから火花を飛びちらしながら事件現場に向かうコナンくんを目撃したのだ。
さすが米花町。あんなの異常だ。
安室「僕のこと好きですか？」
『うん。好きだよ』
もちろん、それはそう。
なんだかんだハニトラばっかり仕掛けてくるとはいえ、困った時はちゃんと助けてくれる人なのだから嫌いなわけがない。
それはスコッチやライにも同じ事が言える。
安室「なら…僕たち付き合います？」
『…それはむりだなぁ』
むりむり。
ジンの目がめちゃくちゃ光ってるもん。
赤井秀一以前の問題だ。
そもそも仲間が困ってたら助けようだなんて感覚は、この組織においてはとても珍しい感覚なのだ。
隣にいる"仲間"がNOCじゃないとは限らない。
優しさや情で絆されて心の内を簡単に打ち明けてしまう人間は組織ではやっていけないだろう。
というか消される。確実に。
自分のことを棚に上げているようだが、これだけは言っておきたい。
私は心が絆されているわけでは………絆されかけては、ちょっとはいるけれど、その要因は秀一が私の要望通りちゃんと愛情をくれているからだ。今のところは。
ひとつだけ言わせてもらうとするならば、沖矢昴とかいう変質者(人を盗聴したり勝手に発信器つけたりしてくるのは紛う事なき変質者だ)に扮しているのはどうかと思うが。
安室「ジン、か…」
『は？いや違うよ？』
安室「こんな組織、早く壊滅させてやるからな」
『え！？やだ困るよ』
安室「そしたら今度こそ僕と結婚してくれ」
『飛躍しすぎてない！？今度こそって何！？
……………ねえバーボン、本当はめちゃくちゃ酔っ払ってない？』
安室「ぼくはよっぱらってなんかない」
そう言ったところで私のスマホから着信を知らせる音が鳴った。ベルモットからだ。
ベルモット『…そうそう、言い忘れてたけど、明日からのバーボンとの泊まりの任務、貴女と代わるようボスに言っておいたから、貴女がバーボンと行ってちょうだい。バーボンには後でメールで伝えとくわ』
『余計なことすな』
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まゆ(プロフ) - この作品ドストライクです。更新待ってます」 (1月12日 18時) (
レス) @page49 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
S4R2(プロフ) - 続きが読みたい (6月29日 10時) (レス) @page49 id: 0477d9d353 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - YUIさん» YUI様、はじめまして！大好きだなんて言っていただけてとっても嬉しいです〜♪(^^)ジンカッコいいですよね♪またどこかで出しますね！温かいコメントありがとうございます！ (5月10日 21時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
YUI(プロフ) - 初めまして。こちらの作品が大好きです( ^ω^ )ジンさん大好きなので、また出していただけたら嬉しいです♪これからも頑張って下さい( ^ω^ ) (5月10日 19時) (レス) id: 3877204990 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ウルさん» 嬉しいです(^^)♡笑 風邪をひいてもらった甲斐があります♡笑 (2023年5月6日 23時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2023年4月19日 14時
