24.それはそう ページ25
.
Aside
時刻はもうすっかり深夜になってしまったが、私は今任務帰りの高速の上にいる。
ーー深夜。
…"この漆黒の闇夜"とは言わない。
私はポエムも嗜まないし、ジンじゃないので。
というのも今回私を迎えに来てくれたのが、何を隠そうそのジンとウォッカなのだ。
ハンドルを握っているのはウォッカ1人なので、あれ?ジンついて来なくてよかったんじゃ…なんて口にしようものなら脳天に風穴があいてしまうので私は何も言及しなかった。
ウォッカ「…ところでお嬢、大丈夫なんですかい?」
ジン「何がだ」
ポルシェの後部座席で私の隣に乗っているジンが何故か答えた。いやなんでだよ。
あと助手席座ってあげて?
ジンが迷うことなく後部座席の扉に左手をかけたとき、ウォッカが「…アニキ…俺のこと嫌いになったんですかい…?」って言って泣きそうな顔してたの私見てたから。
ウォッカ「だって今お嬢が一緒に住んでる男、お嬢のストーカーだって聞きやしたぜ」
ジン「…ストーカーだと?」
『それ誰から聞いたの?』
ウォッカ「以前、工藤新一の家を外から見張ってたベルモットからそう聞きやした。
いくら工藤邸に潜入する為とはいえ、其奴と2人きりで暮らしてて大丈夫なんですかい?
その、色々と危ねえんじゃあ…」
『まあそれはそう。なんだけど、別に害はないし…むしろご飯は作ってくれるし美味しいし、悪い人じゃないよ?』
どちらかといえば、ご飯を提供してくれる相手(プロのストーカーではあるが)に対し、懐に拳銃忍ばせてほいほいデート(仮)について行くようなこちらの方がよっぽど悪人だろう。
一般的な視点でみればの話だから、組織に属する身としては私は何も間違ったことはしてはいないのだが。
.
780人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ(プロフ) - この作品ドストライクです。更新待ってます」 (1月12日 18時) (レス) @page49 id: 808ea90ce0 (このIDを非表示/違反報告)
S4R2(プロフ) - 続きが読みたい (6月29日 10時) (レス) @page49 id: 0477d9d353 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - YUIさん» YUI様、はじめまして!大好きだなんて言っていただけてとっても嬉しいです〜♪(^^)ジンカッコいいですよね♪またどこかで出しますね!温かいコメントありがとうございます! (5月10日 21時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
YUI(プロフ) - 初めまして。こちらの作品が大好きです( ^ω^ )ジンさん大好きなので、また出していただけたら嬉しいです♪これからも頑張って下さい( ^ω^ ) (5月10日 19時) (レス) id: 3877204990 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ウルさん» 嬉しいです(^^)♡笑 風邪をひいてもらった甲斐があります♡笑 (2023年5月6日 23時) (レス) id: d771ac194a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アリス | 作成日時:2023年4月19日 14時