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相澤side
Aが元に戻るのは早かった。
俺が覚悟を決めた1週間後にはもう、自分の意思で動き、話すようになった。
かなり順調に回復下なのだ。
1つ問題を除けば。
医「･････記憶がないみたいですね。
林間合宿から事故まで、辛い幼少期などなど、無意識のうちに脳が負担材料を減らしたのだと思います。」
相「は？」
医「ただ、自覚はあるようでして、
必死に思い出そうとしています。
あんなことがありましたから、我々も無理に思い出す必要は無いと止めているのですが…」
あいつのことだ、記憶をそのまま放っておくことはしないだろう。
きっといつか、思い出す時がくる。
医「それにしても、ひとつ不思議なことが。」
相「はい、？」
医「入院、治療のために個性を調べさせていただいたのですが、今回の事故と、記憶の喪失で、個性を開花させたように思えるんです。
今までは、辛い記憶を思い出すことによって個性を発動させていたようですが、昨日、その行為を飛ばして個性を発動させました。
本人もよく分からないようです。」
すごい、凄いことになってしまった。
少しずつ、少しずつ、遠いところに行っているような気がした。
医「あと、ひとつ。
Aさんの個性は、生まれ持ったものですよね？
誰かに新しく植え付けられたような因子がいくつか確認されたのと、まだ眠っている因子が見受けられます。」
眠っている、因子？
これ以上の伸び代があるというのか。
相「そ、それが起きる可能性は？」
医「なにかのきっかけさえあれば、発動する可能性は十分にあります。」
普通なら、喜ぶべきことなのだろう。
素直に喜べない自分がいた。
強固性な故に苦しめられてきた。
それに加わる個性、どんな個性かどうかは分からない。
ただ、個性の2つ持ち、というのは必ずと言っていいほど本人を苦しめるだろう。
医「そこで、大変言いにくいのですが…
雄英高校、いや、ヒーローの道は諦めるべきかと。」
……は？
「Aさんについて、色々聞かせていただいて、精神科医とも相談させて頂きました。
今この段階で、この世界にこれほどの強固性と基礎戦闘力を持ち、それでいてまだまだ伸び代を秘めている子はいないと言ってもよろしいでしょう。
そんな子を、敵たちが、世界が、手に入れようとしないわけが無い。
精神的にもかなり不安定な中で、その荒波に耐える精神力をもつことは不可能です。」
確かにな、、、
そう思ってしまった。
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なっぱ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» ありがとうございます！活動の原動力になります！大好きだと言って貰える作品にできているんだ、って舞い上がりした笑笑 拙い文章ですが、これからも楽しんで貰えるように頑張りますね！ありがとうございます！！ (2022年2月4日 20時) (
レス) id: 2df58a6fe1 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - この小説大好きです！無理せず更新してくださいね。待ってます！ (2021年8月30日 16時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - あつさん» そう言って頂けて幸いです！ありがとうございます！！話の軸もブレブレですがこれからも面白いって思って貰えるように頑張って書いていきます！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 桜さん» 一生懸命伝えようとして下さってありがとうございます！凄く更新の力になりました！これからも亀ペースですがどんどん更新していくのでよろしくお願いします！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
あつ(プロフ) - 面白いです！！続き楽しみにしてます (2020年6月28日 23時) (レス) id: b0ab1c93e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年4月27日 20時
