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相「Aは！？」
ﾏｲｸ「危機的な状況に変わりない。
とりあえず落ち着け。
中にお前んとこのがいるから名前呼びはよせよ。」
病院へ着くと、マイク達が外で待っていた。
病院には緑谷や爆豪がいた。
暗い雰囲気だと分かりつつ、声をかける余裕もなく、直ぐに処置室へ向かう。
処置室の前の看護婦に尋ねても、はっきりとした答えが返って来なかった。
夜の病院は、音がよく響く。
処置室からは切迫した声が聞こえる。
祈ることしか出来ない自分の無力さに腹が立つ。
とてつもなく長い3分がすぎた頃、処置室からもう1人看護婦がでてきた。
相「Aは！？」
看「とりあえず、一命は取りとめました。
ですが、お腹が抉られていたため、出血が酷い状態で、輸血で命を繋いでいます。
個性の関係なのか体質なのか、回復自体はかなり早いかと思います。
ただ、この先の症状がどうなるかは、運次第としか言えません。
3日越えて始めてこちらとしては大丈夫だと言えます。
まずは3日、ご本人の回復力を信じて経過観察になります。」
よかった。本当に。
ひざしも香山さんも目に涙を浮かべている。
ただ、それと同時に、まだ安心できない状況に対して不安が残る。
運、と言われてしまえば、もうどうすることも出来ない。
看「すみません、通ります。
ついでに病室まで案内しますね」
相「、！」
香／ﾏｲｸ「、！！」
一言で言えば、酷かった。
一目見るだけで、誘拐されていた数日間に、どんなことが起こり、今日の事件がどれだけのものだったのか分かった。
皮膚は痣や火傷のあとで、元の色がわからなくなっていた。それでも綺麗な顔が不気味な雰囲気を漂わせる。
髪は根元だけ異様に白く、痩せこけ、この数日間のストレスを表していた。
そして1番衝撃を受けたのがお腹だ。
何重にも巻かれた包帯のせいで、元のウエストの4倍にも5倍にもなっていた。
相「、、すまないっ、！」
頬に手を添え、手を握る。
いつものように怯えることすらない。
全く動かない、冷たい手だった。
生きていることが信じられなくて、何度も胸に手を当てた。
その度に感じる小さな鼓動に涙をうかべる。
何度そうしただろう。
それから3回夜をこえて、4回目の朝を迎えた時だった。
握っている手が、微かに動いた気がした。
いや、確かに動いたのだ。
相「A！」
『･･････』
虚ろな目でキョロキョロと見渡すAが確かにそこにいた。
生きている姿を焼き付けたいのに、涙で前が見えなかった。
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なっぱ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» ありがとうございます！活動の原動力になります！大好きだと言って貰える作品にできているんだ、って舞い上がりした笑笑 拙い文章ですが、これからも楽しんで貰えるように頑張りますね！ありがとうございます！！ (2022年2月4日 20時) (
レス) id: 2df58a6fe1 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - この小説大好きです！無理せず更新してくださいね。待ってます！ (2021年8月30日 16時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - あつさん» そう言って頂けて幸いです！ありがとうございます！！話の軸もブレブレですがこれからも面白いって思って貰えるように頑張って書いていきます！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 桜さん» 一生懸命伝えようとして下さってありがとうございます！凄く更新の力になりました！これからも亀ペースですがどんどん更新していくのでよろしくお願いします！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
あつ(プロフ) - 面白いです！！続き楽しみにしてます (2020年6月28日 23時) (レス) id: b0ab1c93e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年4月27日 20時
