75 ページ26
作者の勝手な都合上、原作と少し(？)変えさせていただきます。
______________________________
翌日
『今日は何をしようか････』
昨日みたいに踊ってるだけじゃ個性を伸ばすことは出来ない。
どうしようか考えていた時だった。
ズキンっ
『いたっ、、！』
いきなり頭に激痛が走る。
頭の中から殴られているような痛みが治まると、これまで聞こえていた幻聴がもっと大きく聞こえるようになった。
「鬱陶しい」
「死ねばいいのに」
「邪魔者」
沢山の私を罵倒する言葉が聞こえる。
頭も朦朧としてきた。
自分の中である感情が大きく主張する。
『死にたい』
これまで気付かない振りをしてたけど、ずっと思ってたこと。
口に出してみて、初めて自分がその事を心から思っていたのかに気付いた。
私は意識的になのか、無意識になのか、個性で空高くまで飛んだ。
ふわふわと浮かびながら、風に乗って上空まで飛んで行く。
皆が点になって、どれが誰かなんて分からなくなった。
(ここから落ちたら･･･････)
まだまだ大きくなる自分に対する憎悪の気持ちが私を駆り立てる。
そして、私は迷わず個性を解除した。
途端に重力に逆らって猛スピードで落ちていく体。
今だけは何にも縛られていないようで、解放感がある。
落ちるなら森の中がいい。
そのまま見つからなかったらどれだけいいか。
死ぬことこそが、両親にできる唯一の親孝行。
これでもう皆に迷惑をかけることも無い。
地獄に行ったっていい。
だからお願い。
このまま誰にも見つからずに死なせて。
あぁ、だめだった。
自分の周りにいきなり巻きついてきたものは、目を開けなくても分かる。
消ちゃんの捕縛布だ。
言い訳を考えないと。
でもどんな？？
どうなれば空から落下するようなことが起きる？？？？
___________もう嫌だ。
私は死ぬことすら許して貰えなかった。
これまで迷惑をかけてきた代償だろうか。
これまで心の底から楽しいと思ったこともなければこころから笑ったことも無い。
私の生きてる意味は？？？
私は周りに何を与えられる？？？
考えることすら嫌になって、消ちゃんに抱き抱えられる直前に個性でふっと意識を消した。
______________________________
ほんとに大変長らくお待たせ致しました。
ほんとにごめんなさい。
次の更新は来週日曜の予定です。
もう、ね。
頑張ります！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっぱ(プロフ) - 掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号さん» ありがとうございます！活動の原動力になります！大好きだと言って貰える作品にできているんだ、って舞い上がりした笑笑 拙い文章ですが、これからも楽しんで貰えるように頑張りますね！ありがとうございます！！ (2022年2月4日 20時) (
レス) id: 2df58a6fe1 (このIDを非表示/違反報告)
掛け持ち魔ﾁｮｺﾐﾙｸ ﾁｮｺﾐﾝﾄ味 2号(プロフ) - この小説大好きです！無理せず更新してくださいね。待ってます！ (2021年8月30日 16時) (レス) id: 95a5030b9b (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - あつさん» そう言って頂けて幸いです！ありがとうございます！！話の軸もブレブレですがこれからも面白いって思って貰えるように頑張って書いていきます！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 桜さん» 一生懸命伝えようとして下さってありがとうございます！凄く更新の力になりました！これからも亀ペースですがどんどん更新していくのでよろしくお願いします！ (2020年6月29日 8時) (レス) id: 2b07e8ae67 (このIDを非表示/違反報告)
あつ(プロフ) - 面白いです！！続き楽しみにしてます (2020年6月28日 23時) (レス) id: b0ab1c93e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっぱ | 作成日時：2020年4月27日 20時
