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イレイザーside
突撃の合図で施設に突入すると、かなりの人数が待ち伏せていた。
「なに？待ち伏せかっ、！」
「おい、こんな大勢とは聞いてないぞ！」
敵「おうおうヒーローさん達よぅ、いきなり押しかけてきてなんの御用かなぁ？？」
ほとんどのヒーローが足止めされてしまっている。
ここで止まる訳にはいかない。
とは言え、ここまでの人数だと思うように動けない。
「キリがねぇ！」
「これやばいぞ」
焦りが見え始めた時だった。
「あ、あれ！！」
警官の1人が指を指す。
一人の少女が飛び出してきた。
まるで、ただ散歩をするかのようにすいすいと進む。俺たちが手こずる量をどんどん対処していく。
ﾒﾓﾘｱ「彼女です、！今すぐ保護を、」
少女がこちらに気付いた。その時だった。
バァンッ
少女の足が撃たれた。
「っ、まずい！」
やられた。そう思った時だった。
少女は飛んで、たちまち傷が癒えた。
もう大丈夫、と思ったのも束の間。
彼女から凄まじいエネルギーが放出されて、周りの奴らがバタバタと倒れてゆく。
少女は酷く苦しんでいる様子で、宙に浮いている。
「敵の仕業か？」
いや、それにしては敵が混乱している。
「もしかして、個性が暴走してる？」
「え？」
「イレイザー！！」
個性を使うとふっと暴走が止まり、彼女が落ちる。
素早く捕縛布でキャッチする。
イ「救出しました！」
「早く、救急車へ!!」
救出した少女は10歳とは思えないような軽さで痩せこけていた。
真っ白な髪は十中八九ストレスだろう。
ばさばさで長さもばらばらだ。
「ほんとに、ほんとによく頑張ったな」
そっと頭をなでてやるとビクッと震えて、体が強る。
反射的な行動だろう。それだけで、この子がどれだけ辛い思いをいてきたのか分かる。
『はぁ、はぁ、ごめん、、なさい』
イ「え？」
『生きてて、、、ごめんなさっ、死なないと…』
掠れた声で呟く。
イ「、、、、、生きてていいんだよ」
まだたったの10歳の少女は、自分の存在を否定した。
生きててごめんなさい、死なないと、なんて。
ここまでこの子を追い詰めたヤツらに酷く腹が立つ。
「酷い顔をしているが、大丈夫か、？」
「っ、すいません、大丈夫です」
この後、無事に病院に送り届けられた。
着く頃には、撃たれた足は自分で治癒していた。
とりあえずは栄養失調のために一週間入院することになった。
一週間、俺は何が出来るのだろうか。
「早く目を覚ませ。君はもう自由だ。」
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なっぱ(プロフ) - 。さん» 本当にありがとうございました!!! (2020年2月15日 8時) (
レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 外せてますよ！ (2020年2月14日 22時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 。さん» 教えて下さりありがとうございます!!!本当にごめんなさい！外せているでしょうか？ (2020年2月14日 21時) (レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年2月14日 21時
