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5年後
キョウ「おい、1号」
『････』
私はストレスで人の前で声を発せなくなり、髪も真っ白でばさばさになった。
反対に、点滴で投与される栄養と、訓練で、体は逞しくなった。
ここに来てから5年、ありとあらゆる苦痛を体験した。
5時間は勉強、5時間は訓練、10時間は苦痛に耐え、たった3時間の睡眠というハードスケジュールをこなす。
かなり頭脳があると思うし、この施設の誰より強い。
対戦する人がいなくなったもの。
たまに来る「ひーろー」とかゆう人とも沢山戦った。負けたことなんか1度もなかった。
人を傷つけるのは嫌いだからなるべく早く、傷は少なくするようにした。
私はヴィランになるための教育を受けていたのだ。
ただこの時の私にはそんなことが分かるはずがなかった。
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ある晴れた日、初めて施設の外に出た。
深く深くフードを被って綺麗な服を着て。
久々の外は明るくて、街ゆく人は皆笑っていた。
キラキラして、昔の両親の雰囲気に少し似ていた。
腕を引かれながら周りをキョロキョロしていると青い髪の人とぶつかってしまった。
？「あっ、ごめんなさい。大丈夫？」
『！････』
男の人の手が頭の上に来たから、後ろに飛んで避けた。
？「え？？」
男は驚いた様子でこちらを見ている。
？「君、その髪と体、、」
キ「っ、！すいません、急いでいるので。
失礼します｣
焦った様子で私の手を引いてずんずん歩いていく。
少し手首が痛かった。
？「これは、、事件だな」
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暫くすると大きな屋敷の前で立ち止まった。
キョウ「はいれ」
中にはカラスのようなマスクをつけた男が出迎えた。
キョウ「治崎さん。よろしくお願いします」
地崎「あぁ。これが噂の？」
キ「えぇ。いい感じに出来上がってるでしょう？」
治崎「この歳にしちゃぁかなり出来てる方だ」
キ「いい体験、させてやってください」
治崎「任せろ」
その後、私は3日間「死」を体験した。
治崎の個性のようだった。
壊されては元に戻され、また壊されて。
治崎の疲労が見えてきたら少し休憩。
そしてまた壊される。その繰り返しだった。
痛みはいつもの事だったが、1日ぶっとうしで苦痛を受けたことはあまりなかったのもあり、終わった頃には肉体的にも精神的にも限界が近かった。
逃げ出したい。
久々にそう思った程には。
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なっぱ(プロフ) - 。さん» 本当にありがとうございました!!! (2020年2月15日 8時) (
レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 外せてますよ！ (2020年2月14日 22時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 。さん» 教えて下さりありがとうございます!!!本当にごめんなさい！外せているでしょうか？ (2020年2月14日 21時) (レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年2月14日 21時
