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温かい。痛い。
私は優しい温もりと、手足、頭の痛みを感じて目が覚めた。
起きると、ベッドとしかない無機質な部屋だった。
立ち上がろうとすると、手足の重みを感じた。
『なに……これ？』
手足に鎖が繋がれていて、首には首輪が着いていた。
手首に着いているタグには、「1号」と書かれている。
とりあえずここから逃げようと重い鎖を引きずりながらもベッドから降りると、男が入ってきた。
不気味な雰囲気が本能に逃げろと働きかける。
？「おっと、1号。逃げようだなんて馬鹿なこと考えてないよな？」
『ひっ！あなたっ、誰？！パパとママは？
ここはどこ？！』
昨日は私の誕生日で、倒れるまではパパとママと一緒だったはずなのに、2人はいない。
大丈夫なのかな…
？「まぁまぁ、落ち着け。俺はキョウ、お前の監視係だ。」
意味がわからない。監視？私を？何故私が監視されなければならないのだろう。
キョウ「訳が分からないって顔だな。
教えてやろう。お前は両親に売られたのさ。
お前の両親は個性婚、ようは、強い個性の子供を作るために結婚した。
そして結婚の時、俺たち組織と契約したんだよ。大金を得る代わりに、個性が発動して、安定してくる5歳の誕生日、その時までに心変わりしてなけりゃ、子供を俺たちの組織に売るってな。それで昨日、売られたわけさ。
まぁ、簡単に言えばお前は愛されていなかったんだよ。」
『そ、そんなわけない！！
パパもママも愛してるって、大好きって言ってくれるもん！！
そんなこと言ったって私は信じないもん！！
どうせパパとママも捕まえて酷いことしようとしてるんでしょ！！
2人はヒーローなんだからね！！
そんなことしたってすぐにやっつけられちゃうよ！』
2人が私を売った？
そんなわけない。2人は私を愛してくれている。
おもちゃも、お菓子も、抱っこも、私の望むことは何でもしてくれた。
とっても優しかったパパとママがそんなひどいこのする訳ない！！
キョウ「これを見ても？？」
キョウがみせたタブレットには、私売って貰えるお金を受け取っている最中の2人がいた。
パパ「やっと開放される！」
ママ「ほんとに。清々するわ。」
『う、嘘…』
キョウ「ショックだよなぁ！
これまで自分を愛してるだのなんだの言ってたのが全部嘘だったなんてなぁ！！
あぁ、可哀想に。笑えてくるよ。」
キョウは笑い出した。
私は絶望でいっぱいだった。
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なっぱ(プロフ) - 。さん» 本当にありがとうございました!!! (2020年2月15日 8時) (
レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 外せてますよ！ (2020年2月14日 22時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 。さん» 教えて下さりありがとうございます!!!本当にごめんなさい！外せているでしょうか？ (2020年2月14日 21時) (レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年2月14日 21時
