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『パパ、ママ、大好き!』
「ありがとうA、私もよ」
「あぁ、俺もだ。愛してる」
両親の夢を見た。
いや、見てしまった。
大っ嫌いなあいつら
私の人生を狂わした張本人達だ。
______________________________
5歳の誕生日、無個性の私のために、今早く帰ると約束してくれた。そんな2人が大好きだった。
いつもの公園から、今日は走って帰る。
ママ達がきっと帰ってる。
『ただいまー！！、あれ、？？？』
「「わぁ！！」」
『きゃあ！！パパ！ママ！』
「おかえりA、お誕生日おめでとう！！」
『ふふっ、ありがとう！』
やっぱり。約束を守ってくれた！
しかもサプライズだなんて、嬉しくて嬉しくて飛び上がってしまう。
今からパーティ、、、
のはずだった。
「Aもやっと5歳か、これで、これで……」
『これで、？』
「ちょっと、！あなたっ！！」
ママは鋭い声でパパを遮る。
初めて聞く声。
違和感がひとつ。
「っすまない、早速だけど行こうか！」
「ほら、A早く！！」
2人とも少し様子がおかしい。
急かすように私の腕を強く掴む。
違和感がふたつ。
『腕痛いよ。
ねぇ！パパ？？？』
「あぁ、すまない。嬉しくてつい、な。」
引きつったパパの顔。
違和感がみっつ。
『どこ行くの？』
パパは私無視してを抱っこする。
「大きくなったな｣
『へへ！そうでしょ！！！』
安心したような、妙に上気した顔。
違和感がよっつ。
外に出ると黒い大きな車と、中にたくさんの人。
どこか怪しげな雰囲気で、怖くなってしまった。
『や、やだ！！怖い！！！』
「A？怖くないよ？さぁ！」
パパは焦ったように私を掴む。
違和感がいつつ。
『いや、！いやだ！！』
怖い人達と、見たことも無い両親の怖い顔で、私は動けなかった。
「ﾁｯ、めんどくさいなぁ！おい、ハンカチ」
大きなため息と舌打ち。
違和感が確信に。
母からハンカチを受け取った父がポケットから液体の入ったビンを取りだし、ハンカチに液体をふくませる。
『パ、パパ？』
｢・・・・｣
『どうしたの、？ねぇ、ねぇってば！！』
徐々に、徐々に近づく父が私の口元を覆う。
ハンカチは変な匂い。苦しくなって息を吸う。
『うっ、！！』
頭がクラクラして、吐き気がする。
視界は暗くなって、ふわふわしてくる。
｢ほんと、すくすく育ってくれてよかったよ、、｣
両親の黒い顔を最後に、私は意識を手放してしまった。
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なっぱ(プロフ) - 。さん» 本当にありがとうございました!!! (2020年2月15日 8時) (
レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 外せてますよ！ (2020年2月14日 22時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
なっぱ(プロフ) - 。さん» 教えて下さりありがとうございます!!!本当にごめんなさい！外せているでしょうか？ (2020年2月14日 21時) (レス) id: b6e3c485b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - オリジナルフラグを外して下さい。違反ですよー。 (2020年2月14日 21時) (レス) id: 704c3ea7dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっぱ | 作成日時：2020年2月14日 21時
