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「はいはい」
「っ…」
あまり使われていない教室に2人で入って、息があがって泣く私を密着しない程度に優しく抱きしめて背中をトントンしてくれる優吾先輩。もう帰る所だっただろうに、足をとめさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「ほら、ゆっくり息吸って？」
「…優吾先輩」
「ん？」
「ほんと、ごめんなさい」
「謝んなくていいよ。俺がなぐさめたくてなぐさめてるの」
柔らかく笑ってくれる優吾先輩の優しさに、少しだけ私の心も軽くなった。…そうやって女の子たちを落としていくのも知っているのにな。
「話せそう？」
「…はい」
それから2人とも机から椅子を引き、なんとなく向かい合うように座る。今、私が見てきたことや、ずっと息が詰まりそうな自分でも分からないモヤモヤな感情を話した。
「つまり、北斗はハナちゃんと生徒会室でキスしてたってこと？」
「…いや、そこはあくまで私の予想であって、その現場自体は見てないです」
「否定したいんだ」
「そーゆー訳じゃ、」
「ハナちゃんはどんな顔してたの？」
「それはさっき言った通り、です」
「北斗とハナちゃんを見てAちゃんはどう思ったの？」
「それは…分からないです」
『そっかぁ〜』なんて言って私から視線を逸らして前方の黒板の方を見つめる優吾先輩。少し間を置いて『ぶっちゃけさ、』なんて言うから、優吾先輩の口から出る言葉の続きに身構える。
「Aちゃんってさ、北斗のこと好きでしょ」
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まゆみん(プロフ) - 血がつながらない設定ですか？ (3月17日 22時) (
レス) id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» 元気になったので作品執筆頑張ります🥰ありがとうございます！ (8月25日 5時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！お身体お大事にして下さいね‼️ (8月24日 14時) (レス) @page19 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» コメントありがとうございます🫶🏻温かいお言葉が身に染みます߹~߹♡更新が滞らないよう頑張ります！ (8月14日 15時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！展開がめちゃ気になります‼️素敵なお話読ませて頂きありがとう御座います😃 (8月13日 21時) (レス) @page12 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月12日 22時
