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「……分かりません」
「絶対今の間は知ってんべ」
「強いて言えば樹先輩では無いです」
「ずっと思ってたけど俺にだけ当たり強くね？」
なんとか動揺が伝わらないように会話をして、お弁当を食べ進める。先輩方の中でハナの好きな人を予想する話題も出たけれど、先輩方の予想もダントツでお兄ちゃんだった。
「ん〜まあ、あれじゃない？ベタにそうゆうことはお付き合いしてから〜とかじゃない？」
「あ〜たしかに？ってことは北斗が付き合っちゃえば間違いなくゴールじゃん」
大我先輩が冷静に分析して、その考えに慎太郎先輩は納得した模様。
「…んいや、特定の人と付き合う気は無い」
「この女たらしめ！」
「樹にだけは言われたくない」
「…なんでお前ら兄妹揃って俺にだけ当たり強いの？」
先輩方のゲームの会話はなるべく耳に入れないようにして、食べ終わったお弁当を片付ける。
「まぁーた俺だけビリだよAちゃ〜ん」
私の隣にいたジェシー先輩が私に抱きつきながら甘えた声でそんなことを言っていた。『なぐさめて〜』なんて続けて言っているけれど、急に筋肉質な胸板に挟まれながらハグされたら圧迫されて喋れません。
「ジェシーせんぱっ、くるしっ、い」
「俺にはAちゃんがいるからいいんだも〜ん」
「おいジェシー、試合放棄すんなって笑」
優吾先輩も笑ってないでジェシー先輩を止めてください。潰れそうです。ギブです。さっきの体育の時間に流れた汗はちゃんと拭き取れているだろうか。くさいって思われたらどうしよう。あ、待って、そんなこと考えたら焦りとジェシー先輩の体温で温められて背中にじんわり汗かいてきたかも。
なんとか私とジェシー先輩の間に空間を作ろうとしてジェシー先輩の胸板を押すけどビクともしない。
「…ジェシー。A潰れてる」
「おっと笑」
お兄ちゃんの言葉でようやく体が解放されて、新鮮な空気を吸い込む。あれだ、ジェシー先輩が夏にモテないのは暑苦しいからだ。なんて、失礼なことを頭で考えながら少しだけジェシー先輩を睨む。
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まゆみん(プロフ) - 血がつながらない設定ですか？ (3月17日 22時) (
レス) id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» 元気になったので作品執筆頑張ります🥰ありがとうございます！ (8月25日 5時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！お身体お大事にして下さいね‼️ (8月24日 14時) (レス) @page19 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» コメントありがとうございます🫶🏻温かいお言葉が身に染みます߹~߹♡更新が滞らないよう頑張ります！ (8月14日 15時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！展開がめちゃ気になります‼️素敵なお話読ませて頂きありがとう御座います😃 (8月13日 21時) (レス) @page12 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月12日 22時
