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「あ、りがとうございました…」
「ん」
大我先輩と資料がたくさん入っている棚の間に挟まれて身動きが取れない。咄嗟のことすぎて心臓がまだバクバクしてる。あんなに重いダンボール落ちてきてたら大事故になってたよ、ほんと。私の後ろにいる大我先輩が私越しに押さえていたダンボールを持ち上げて、抱えながら生徒会室へ運んでくれた。大我先輩の後ろを歩いて私も生徒会室へ戻る。
「あれ、樹もう来てたの」
「きょものそれ何？」
大我先輩が荷物を持ったまま先に生徒会室へ入ると、中から樹先輩の声が聞こえた。
「あ、Aもいんじゃん」
「大我先輩と倉庫行ってました」
「んで？Aじゃこのダンボール持てなかったと笑」
「んなっ」
「潰されそうになってたよ」
「大我先輩もバラさなくていいです」
2人揃って意地悪な笑みを浮かべていてつい私もムキになる。なんだなんだ。そんなひ弱なキャラじゃないし。2人は放って自分の仕事がおわったらサッサと帰ってやる。
「ねえ笑 ごめんって笑」
『やっぱAも女の子なんだって思って』って言葉を付け足す樹先輩の表情は絶対悪いなんて思ってる顔じゃないので、そのまま無視して先輩方に背を向けて机に向かう。
〜〜〜
私の役職は会計なので電卓片手に資料とにらめっこ。結局、他の先輩方は補習だったり先生に呼び止められたりだったりで来れなくなったと連絡が入った。そろそろ外も暗くなってきたし、帰ろうかな。キリのいいところまで仕事を進めているところで樹先輩に呼ばれて振り向く。
「A」
「はっ」
返事をしようとした所で口の中になにかをねじ込まれた。びっくりして何を入れられたのか分からずにいたけれど、口を閉じてしっかり味わってみる。
「チョコ、ありがとうございます」
「頑張ったAちゃんにご褒美」
口角を片方だけ上げて笑う樹先輩。
結局、樹先輩のことを憎めないのはこーゆーところ。
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まゆみん(プロフ) - 血がつながらない設定ですか？ (3月17日 22時) (
レス) id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» 元気になったので作品執筆頑張ります🥰ありがとうございます！ (8月25日 5時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！お身体お大事にして下さいね‼️ (8月24日 14時) (レス) @page19 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» コメントありがとうございます🫶🏻温かいお言葉が身に染みます߹~߹♡更新が滞らないよう頑張ります！ (8月14日 15時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！展開がめちゃ気になります‼️素敵なお話読ませて頂きありがとう御座います😃 (8月13日 21時) (レス) @page12 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月12日 22時
