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「せんぱっ、ありがとうございます。もう大丈夫です」
「いーや、大丈夫じゃないでしょ」
「ははっ。お兄ちゃんの気まぐれで夜ご飯が無駄になったり、お弁当が無駄になったりで家計がピンチですよ、ほんと」
「……ん、そうだね」
夜ご飯やお弁当1つ無駄になったくらいで家計がピンチになる訳ないのに、私の話を否定せずに耳を傾けてくれるジェシー先輩。いつもはおふざけしてるのに、こういう時に優しさで包んでくれるから本当にこの人は女の子の扱いが上手なんだと思う。
ジェシー先輩の胸から顔を離すと、私の涙でシャツにぽつぽつと染みができてしまっていた。
「ごめんなさい」
慌ててハンカチで拭き取ろうとする私の腕を掴んで
「こんくらい、暑いからすぐ乾くよ」
って言って、なにも気にしてないように笑ってくれた。そうこうしているうちに5限目が始まりそうで、私は急いで自分のクラスに戻る。私がジェシー先輩に抱き寄せられている間、他の4人は何も言わず、私が生徒会室から出る時も「また明日ね」とだけ言って見送っていた。
いつもより格段に優しい先輩たちが何を考えているのか分からない。なにより、なんであの瞬間泣いてしまったのか自分でも分からない。けど、苦しかったのは確かなの。
〜〜〜
授業はほとんど耳に入らず、チャイムが鳴って5限目の終わりに気づいた。帰りの支度を始めると、前の席に座っていたハナが私の方を向いて
「A聞いて！今日の放課後、北斗先輩とデートすることになったの！」
なんて、嬉しそうに私に報告するハナの姿が眩しくて。ちゃんと返事できていたかも分からないけど、すぐに荷物をまとめて教室をあとにしていた。
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まゆみん(プロフ) - 血がつながらない設定ですか？ (3月17日 22時) (
レス) id: 66c22866d5 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» 元気になったので作品執筆頑張ります🥰ありがとうございます！ (8月25日 5時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！お身体お大事にして下さいね‼️ (8月24日 14時) (レス) @page19 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - くみさん» コメントありがとうございます🫶🏻温かいお言葉が身に染みます߹~߹♡更新が滞らないよう頑張ります！ (8月14日 15時) (レス) id: bfcb84f2df (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！展開がめちゃ気になります‼️素敵なお話読ませて頂きありがとう御座います😃 (8月13日 21時) (レス) @page12 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわり | 作成日時：2023年8月12日 22時
