再会は突然に ページ2
｢クリスタ？｣
街の外れを散歩していた時、唐突に声をかけられた。
｢ラインハルト！？え、私の事、覚えてたの？｣
｢勿論だよ。君は僕の幼馴染みじゃないか｣
それはそうなのだけど。正直もう、忘れられたかと思っていた。
｢いつ王都に戻ったんだい？｣
｢昨日よ｣
そう。私は親の仕事の都合でずっと王都を離れていた。ラインハルトと離れたのは、彼が剣聖になる前の事だ。随分前になるから、もう忘れられたものだとばかり思っていた。
｢今はどこに？｣
｢昔と同じ。貴方のお隣の屋敷よ｣
｢本当かい！？嬉しいな！｣
無邪気に笑うラインハルトを前に、私は複雑な笑みを浮かべる。
｢ラインハルト、ごめんね。ずっと連絡出来なくて｣
｢いいよ。君にも新しい生活があったんだ。仕方無いさ｣
優しく微笑みかけられドキリとする。剣聖となった彼には大切な役目がある。私が邪魔をしてはいけない。だからあえて連絡をとらずにいた。それでも彼の事が気になって、時々こっそり彼の様子を使用人に探らせていたのだけど。
(まさか彼の方から声をかけてくれるなんて！)
離れている間、ラインハルトの方から接触してくる事は無かったから、こうして覚えていてくれていた事に驚きを隠せない。
｢ラインハルト、背、伸びたね。大人っぽい｣
｢クリスタも。綺麗になった｣
ボッと顔が熱くなる。
｢ラ、ラインハルト、お世辞言わないで。照れるから｣
｢お世辞じゃないさ。本当に、綺麗になった｣
続く
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72nanase(プロフ) - 、さん» すいません。チェックに気がついてませんでした。ご指摘ありがとうございました！助かりました！ (2018年4月4日 8時) (
レス) id: fb9bbf1508 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為なので違反報告の対象になります (2018年4月4日 8時) (レス) id: 3a1aa74ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 夏葵 | 作成日時：2018年4月4日 7時
