立端な彼とワケあり少女---Myuto.M---

14 ページ14

-A-



｢すっご…。｣

友｢…値段、間違ってないよね？｣

｢うん…。｣



近くて一番安いホテルにしよう！

って決めたホテルに今いる


けど…広い、綺麗、思ってたのと違う！！



友｢すごい！ベッドふかふか！！｣

｢すぐ寝れそう。｣

友｢もう寝ちゃう？｣

｢いいの？｣

友｢ダメー！今日は遅くまでAと喋るって決めたから！｣

｢勝手にでしょ笑｣

友｢まぁね！でもお風呂は済ませた方が…｣

｢そだね、先に入る？｣

友｢じゃあお言葉に甘えて。｣

｢いってらっしゃーい。｣



友達がお風呂に行ったのを確認すると、私はスマホを手にとって電話をかける



｢もしもし？｣

美『もしもーし！もういいの？』

｢今友達 お風呂行ってるから大丈夫。｣



わざわざ電話でくだらない話をしてる

美勇人の仕事の話だってほとんど出ない

まぁメンバーとの面白エピソードとかはあるけど…


会ったってくだらない話、電話でもくだらない話

ほんとにただの友達だ


そう


ただの友達




コンサートの時に会ったりすると、たまーに美勇人の反省会みたいなのをする

もちろん私はよくはわからないから、アドバイスなんてものは出来ないけど



美『…でさ〜、今日買った服も』

友｢A〜、お風呂上がったよ〜。｣

｢あっ…｣



もう上がったの？って思ったけど、

くだらない話をしてたらもう30分も経っていた



美『ん？どうかした？』

｢友達、戻ってきた…。｣

友｢…なに？彼氏？｣

｢違うから！！｣

美『何が？』

｢あ、いや、こっちの話！｣

友｢誰なの、電話の相手は〜？？｣

｢友達！｣

友｢うちの学校？｣

｢違う！｣

美『大丈夫か？笑』

｢うん…ごめん。またかけ直していい？｣

美『もちろん。明日は昼からだから遅くても大丈夫。』

｢ほんとごめん。｣

美『いいって！待ってる。』



申し訳なく思いながら電話を切った



友｢あれ？終わり？｣

｢誰のせいだと思ってんの？｣

友｢お風呂から出なかきゃよかった？｣

｢静かにしててくれればよかったの！｣

友｢えへ笑 ごめんね。｣

｢明日、ポップコーン奢りね。｣

友｢え！？代償 高くない！？｣

｢高くない！｣



そのあと部屋にあるテレビでドラマを見て、ベッドでゴロゴロしながら電話の相手を言及されたり…

学生らしく？友達の恋バナとかアイドルの話とかしてた



｢…もしかして、寝た？笑｣



返事が来なくなったかと思ったら もう夢の中のようだ






…早いよ笑

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す