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今...私なんて言った?

慌てて口を押さえる。

『いや、匂いがね、好きなんだよね』

1人で勝手に言い訳する。自分の言ったことを隠すように急いで服を着る。

下着はさっきと同じものだが、パジャマにはジョングクさんが用意してくれていたパーカーにジャージを着る。

『でかっ』

ここに来てからは本当に大きいものしかない。

リビングに出ていくとメガネをかけて、真剣にパソコンと向き合うジョングクさんがいた。

自分が呟いた、好きだなぁって言葉がまた頭に浮かんできて慌てて頭を振った。

JK「あ〜出たの?意外と早かったね。やっぱりパーカーでかい笑笑」

こっちに気づいたみたいでそういうジョングクさん

JK「顔赤いよ?のぼせた?」

そう言いながら冷蔵庫へ向かい、ミネラルウォーターのペットボトルをこっちに投げてくるジョングクさん。

慌てて受け取ろうとすると、長いジャージの丈につまづいて、転びそうになった。

JK「あっぶな」

慌てたジョングクさんがこちらに手を伸ばす。
ジョングクさんから自分と同じ匂いがして、心臓がバクバクする。

JK「やっぱりドジだねぇ笑。ズボンの裾折っときな」

そう言いながらも結局自分で私の足の裾を折ってくれた。

『...ありがとうございます。』

JK「いいえ。やっぱり手のかかる娘?妹?だね。」

今までは安心していたはずのその言葉に何故かチクッと胸が痛む

JK「じゃあ、俺は仕事してるけど、また寝る?」

正直あんまり眠くはなかったけど、リビングにいても気まづいし、やることも無いので頷く

『ジョングクさん、おやすみなさい』

JK「おやすみ」

自分の部屋に入って布団に潜る。

自分の気持ちを整理しようとする。

胸がチクッとしたり、バクバクしたり、今まで感じたことのなかった胸の騒ぎに驚く。

さすがに鈍感な私でもこれが恋なんだろうということくらいわかってしまう。

19歳にしてこれが初恋だ。自分がこんな気持ちになることって実際にあるんだ。

でも、ジョングクさんにとって私は妹みたいな存在だ。

それに良心で私を家に住まわせてくれている。なのに、図々しくも好きになってしまうなんて、ジョングクさんを不快にさせてしまうかもしれない...。

色々なことが頭をぐるぐる回ってどうしたら良いか分からない。考えに考えた結果

隠し通す。絶対にこの恋心はバレてはいけない!

ということになった。

自分で出した結論に満足して1人で頷く。

謎に満たされた気分になり、本日三度目の眠りについた。

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Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です!完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます!私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました! (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Blue | 作成日時:2022年11月4日 19時

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