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私のカバンからせっせと下着やら服やらを取りだして着せてくれた。
やっぱりテヒョンさんも元医療関係者ということもあり慣れているみたい。
そのままベットに連れていかれて電気毛布をかけられ、さらに布団を被せられた。
TH「ごめんね、熱測ろう。ちょっと脇開けてね。」
最近の体温計ってすごいな…。驚いたことに10秒で熱を測り終えたらしい。
私が確認する前にテヒョンさんに体温計を取り上げられ厳しい表情をする。
するとどこかに電話をかけ始めたテヒョンさん。
TH「もしもし?…うん、俺。今うちでAちゃん預かってるんだけど。…そう、分かんないんだけど。…で多分低体温症で……うん、外にいた。熱は33.8度。今温めてる。うん…うん、ありがとう、じゃ、また」
TH「ちょっと待っててね、今Aちゃんの体温が低くて心配だからジミナ呼んだから。」
今の電話の相手はジミンさんだったみたい。
『迷惑かけて…すみません。』
TH「全然!気にしないで。ところでココアとコーヒーどっちがいい?」
突然聞いてくるテヒョンさん。
『ココア…?』
TH「僕と一緒だ!」
そう言って嬉しそうに部屋を出ていくテヒョンさん。
直ぐにココアをもって戻ってきてくれた。
TH「ちょっと熱いよ、ゆっくり飲んでね。」
受け取ろうとするが上手く手に力が入らなくて起き上がれない。
それに気づいたテヒョンさんが後ろに自分にもたれられるようにまわってくれて、そのままココアを握らせてくれた。
ゆっくりとココアを飲むと優しくて落ち着く味がする。
『美味しい…』
TH「良かった…。まだ寒い?」
まだ体は震えていたけどさっきに比べればだいぶマシになってきた。
((ピンポーン
TH「ジミナが来たみたい。そのまま布団で待っててね。」
ドタドタとこちらに近づいてくる音が聞こえてきた。
JM「大丈夫?!」
ドアを開けるなりジミンさん。
『…おかげさまで。』
JM「あー良かった!!テヒョンアが焦った感じでAちゃんの体温が33度台とか言うから焦って焦って…。」
なんだか申し訳ないことをした。
JM「あ、これ飲み終わったの?貰うよ。」
そう言ってマグカップを受け取ってくれた。すぐに横にされて毛布と布団をかけられたけど。
JM「ちょっとごめんね、」
そう言っておでこに手を当ててくるジミンさん。
JM「34.7くらいかな?しっかり上がってきてるみたい。」
すごい、手で温度が測れるんだ。さすが医者
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Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です!完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます!私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました! (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blue | 作成日時:2022年11月4日 19時