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それから毎日ジョングクさんは添い寝をしに来た。
半分くらいはジョングクさんが先に寝てるけど。
そして大抵朝ジョングクさんも寝てるけど。
毎朝体をバキバキ鳴らしてるから、1人でも寝られますよって言ったのに、こういう時は甘えるもんなの!って言われたのでそのままにしてる。
確かにジョングクさんが近くで寝てくれると安心してほとんど夜には起きなくなった。
たまに起きる程度だけどその度に「大丈夫?怖い夢見た?」って寝ぼけ眼で聞いてくれる。控えめに言って神。
そんな感じで添い寝してもらうこと1週間。
このジョングクさんの家での生活にもだんだん慣れてきた。
まあ、ジョングクさんとの生活って言っても相手が忙しいからだいたい朝と夜しか合わないんだけど。
朝7時すぎには家を出て、家に帰ってくるのは9時過ぎだ。
さすがに激務すぎる。聞いてみると今はたくさんの案件が立て込んでいるのと新人だからってことらしい。
弁護士も医者も大変だね本当に。最近ジミンさんとジョングクさんを見ててしみじみとそう思う。でも、テヒョンさんは…例外なんだけど笑。
そんなこんなんでいつものように家の掃除を始めた時…。
黒いパソコンを見つけた。これ…ジョングクさんが仕事で使ってるパソコンじゃ…?
パソコンなくて仕事できるのかな?でも職場に届けに行ったら迷惑かな?色々なことが頭の中を渦巻く。
でも考えるよりも行動しろ、ということでとりあえず職場に向かってみることにした。
久しぶりに自分の足で歩いて駅まで行き電車の乗り方を調べ改めて車のありがたさを知る。
来年絶対免許とろう…。
何度か迷いながらも30分でジョングクさんの職場にたどり着いた。現在時刻8時30分。
『でけぇ…。』
これ一個の会社?と疑いたくなるレベルに大きい。
入口に入ると綺麗な受付のお姉さんが
「申し訳ありません、まだ時間外なのですが…。お約束等はおありですか?」
『えっと…忘れ物を届けに来て。』
「社員の名前をお願いします。」
『チョン・ジョングクです。』
「大変失礼致しました。直ぐにご確認致します。」
さっきまで心底面倒くさいという表情を浮かべていたお姉さんが急に真面目な顔になってどこかに電話をし始めた。チョン家すご…。
「確認が取れましたのでこちらのフロアの15階にお上がり下さい。こちらが入館証になります。エレベーターにお乗りになる際にはこちらをかざして下さい。」
セキュリティー万端すぎる…。
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Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です!完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます!私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました! (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blue | 作成日時:2022年11月4日 19時