66･ ページ29
カウンセリング室は狭めで机がひとつある位だった。
TH「ジミナと…保護者の方？はどうする？ここいてくれてもどっちでもいいけど。」
保護者の方って…笑。
JM「Aちゃん次第でいいんじゃない？」
一気に私に視線が集まる。
『私は…どちらでも…。』
TH「そう？じゃあ一旦ふたりで話してもいいかな？その後治療的な話になったら2人も呼ぶよ。」
JM「了解。」
ゾロゾロと大きい2人が部屋を出ていく。
すると私の斜め前の席に座ったキムテヒョンさん。
TH「改めて初めまして。えっと〜、元カウンセラーで今はデザイナーやってるキムテヒョンって言います。よろしくね。」
柔らかい笑顔で自己紹介をしてくれた。
普通のテンプレートなのにインパクトが強すぎるな。
『えっと、キムAです。元JKで今は…今は…えっと、居候やってます。』
これ自己紹介あるあるだよね。前の人のフォームをまねしてみたんだけど上手くまとまらないやつ…。恥ずかしすぎる泣。
TH「へぇ〜。そうなんだ。お互い中々波乱万丈な人生だね笑。」
ニヒヒと笑うテヒョンさんはすごく可愛い。
TH「なんか知りたいこととかある？急に本題にいってもあれだしさ、質問とか。」
ある！あるよ私！
『なんでカウンセラーさんからデザイナーになったんですか？』
TH「うーん！いい質問だね。2年間くらいここの病院に勤務してたんだけど、しつっこいスカウトマンの人がいてね。毎日毎日病院の前のバス停で俺の事待ってるの。で、面倒くさくなって1回だけって約束で雑誌に出たらそれが案外売れちゃって笑。」
まあ、そうなるだろうね。逆にそれまでよくスカウトを避けることに成功してきたなって感じだ。
TH「で、その後病院にまでファンみたいな人たちが来てくれて。でも病院は具合の悪い人とか怪我をしてる人が来る場所なわけでしょ？だから辞めざるを得ない状況になって。その後はそのスカウトマンの事務所に入れられてモデル業をたしなむ程度に。」
嗜むものなの？モデルって？
TH「で、そこであった企画に服をデザインして着るみたいなのがあって、またそれが面白いことに売れちゃって笑。僕自身もモデルやるよりもデザインする方が楽しかったからフリーでデザイナーを始めたの。」
ここまで成功に成功を重ねる人凄すぎないか？でもそれを納得させてしまうほどの顔面偏差値が彼には備わっている。
TH「僕の話はこんなもんかな！じゃあ今度は僕が質問してもいい？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» 了解です！完結したら書かせていただきます。ブラックジミン、良いですよね笑 (2022年11月28日 19時) (
レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - Blueさん» わぁ〜私の作品も読んで頂けてるなんて光栄です。リクエスト的な物ですが、私、Blueさんの描く ブラックジミンに診察される シチュエーション大好きなんです。無理をして体調崩して ジミンに診察されてるパターンがまた、みたいです。 (2022年11月27日 23時) (レス) @page50 id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - 桜桃さん» わざわざコメントありがとうございます！私も桜桃さんの作品が大好きでよく読ませて頂いてます。本当にコメント嬉しかったです。このお話を読んでくださりありがとうございました！ (2022年11月27日 21時) (レス) id: b9849a8568 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - お話が面白すぎて…こんなに更新頻度が早いのに…待ちきれなくて、何度も読み返しちゃってます。これからも、楽しみにしています (2022年11月27日 14時) (レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Blue | 作成日時：2022年11月4日 19時
