俺の好きな子がめがねを忘れたらしい【心操人使】 (ページ5)

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第3話ページ5

また忘れたのか…!?

たしかに祈ったけど…いや呪ってしまったんじゃ…ごめん移転、俺が呪ってしまったのかもしれない…

『眼鏡ふんづけて壊しちゃったんだよね』

宮野「気おつけなよね」

『うん』

どうしよう!?本当に呪ってしまったかもしれない!!

〜2時間の体育〜
「なんで参加するんだ!?欠席しとけよ!!」

『こんなことで欠席したくない…』

「死活問題だから!!だって見えてないだろ!!」

『うん…全くどこに誰がいるのかも分からない』

「ほらそんな危ないコメント出てくるじゃん!!(元はといえば俺が呪ってしまったせいだからだけど!!)」

『そうだ…人使くんについて行けばいいんだ…いい？』(袖クイ)

「…」

〜なんやかんやあって体育が終わり今日最後の授業〜
体育で色々あったから眠いな…

移転は熱心に教科書みてるな…眼鏡忘れるとああなるんだよな…俺も移転を見習わないとな…

先生「寝るな!!瞬間!!」

そっか…!!この体制だと(伏せて)寝てるみたいに見える!!

「移転、先生に言われてるから一旦起き上がって…(小声)」

寝てんのか!?

(確認後) 普通に!!寝てるな!!

移転が居眠りしてるの高校入ってから始めて見たな…

どうして突然…そうか!?眼鏡を忘れて駄々でさえしんどいのに…体育をやっていたからそれでいつもより疲れていたんだな、きっと…!!

先生「聞いてるのか瞬間!!」

とりあえず今は起こさなければ…!!

「移転、起きろ(小声)」

先生「瞬間ーー!!」

はっ!!そうだ!!
「先生、移転は今日眼鏡忘れたそうで…近づかないと見えないそうです。ですので決して寝ている訳では無いです。」

先生「そういうことは早く言いなさい…」

とりあえずはごまかせたか…？

けどこのまま寝かせとくのもダメだから何とかして起こさないとな…

どうやって起こそうか…

(あれ？起きた…自分の顔とか机の周り触って何やってんだう？)

『お父さん…私の眼鏡知らない？』

「移転…寝ぼけてんのか？俺はお父さんじゃなくて…うわっ!?(小声)」

『お父さんじゃん』

(寝ぼけてんのと見えてないのコンボアタックか？)

『お父さんがまた間違えて私の眼鏡使ってるの？まぁいいや、もうちょい寝よ』

「あっ、こら移転起きろって」

『…なんか、お父さん…ちぢんだ…？』

(……!!)

結局移転起きなかったな…

というか…神様どうかこの時間を終わらせないで…

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その後

先生様が許してくれるはずもなく、起こされた移転でした。