俺の好きな子がめがねを忘れたらしい【心操人使】 (ページ12)

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第8話ページ12

「おはよう…眼鏡忘れたんだ…」

『うん…1週間連続で忘れずに来れたのになぁ』

「なかなか続かないな…」

『あっそういえば…』

「コンタクト？」

『ポーチに入れっぱなしだった…でもなぁ…ごろごろして気持ち悪いし外す時なかなか取れなくて苦戦したからちょっとトラウマ…』

「そうか…」

『でもやっぱり慣れた方がいおかもだし…やってみる』

「む…無理はするなよ…」

『ダメだ涙出てきた』

「移転…!?」

「や…やっぱりいいだろ入れなくて…!!無理はすんなよ!!」

あっそうだ!!

「お…俺が！眼鏡もコンタクトもなくても俺が移転のこと守るから…大丈夫！」

『なんか、アツかったね今の』

『ありがとうね、人使くん(フニャ』

「この…ハンカチ使って…///」

『ありがとう(ぐすん』

一生守りたいと思った

〜学校帰り〜
(さぶ…コーヒー買お…)

「わ…!?移転!!」

『人使くん？今日さぶかったね、私あったかいココア飲もうかなっと思ってさ』

(眼鏡忘れてるけど大丈夫か…？)

「…はっ!!移転ちゃんとココア買えるか!?」

『大丈夫だよ、あったかいかつめたいのかくらいは分かるもん』

「そ…そうだよな…赤と青だしな(もんって言ってたの可愛いな)」

『自分で買える？って…人使くんお母さんみたい』

「な…なんかごめん…」

『なぁー!!』

「どうした!?移転!?」

『あ…あれ…？これなに…？』

「あっ…ブラックコーヒー…」

『この世には色んな落とし穴があるなぁ』

「視野広めの感想だな…」

『どうしよう、これ…あっ、人使くんってさ、ブラックコーヒー飲めたっけ？』

……

『あっ…人使くんも苦手？ごめんね自分で飲…』

「飲める!!飲めるよ!!」

『好きなの？良かった』

(か…関節キス…///)

「…あの…実はブラックは苦手で…」

『あっやっぱり？』

さすがに踏み出せなかった心操くんでした