今日も彼女は笑顔を作る 【HQ】

目覚め。 ページ24

「っ....」









うなされて目が覚めた時にはもう太陽の光が部屋に差し込んでいた。









「はぁ...」









まだ大きく脈打つ心臓の音に気づかないふりをして、私は台所へと向かった。









「...もう8時、か」









台所の時計に目を向けると時計の短針は“８”の数字を指していた。









そして、テーブルには









*

学校には連絡を入れておいたので
今日はゆっくり休みなさい。
風邪薬もちゃんと飲んでおくこと。
お母さんも今日はできるだけ仕事を早く終わらせます。

*









と書いたメモが残されていた。









今日は金曜日。









土日は通常通り部活がある。









「(ちゃんと治してこれ以上皆に迷惑をかけないようにしよう...特に菅原とか)」









谷地さんの事も昨日あったばかりなのに

私が今日休んでしまっても大丈夫なのだろうか。



















...いや、大丈夫か。









別に私がいてもいなくても部活はまわる。









何で当たり前の事を心配していたのだろう。

















「...バカみたい、」









気づかなければよかった。

...いや、気づいちゃダメだったんだ。









こんなにも何かに執着しているなんて









らしくない。









これじゃあいつまで経っても









過去を引きずったまま。

何も、変われない。









☆。.:＊・゜。.:.+*:ﾟ+｡.＊・゜.+*:ﾟ+｡.☆
【報告】のページを飛ばした方もいると思うので
この場でも短くですが報告させて頂きます。

長い間全作品の更新ができていなかったのですが
再開します！
受験生なので更新速度は決して多くはないと思いますが
これからもよろしくお願いします！

2018/07/25
雨乃渚。

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