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11月に入り、私は仲のいい後輩ができた。
jk「また酔ったんですかぁ？」
『うん、少しだけ。でも、まだ飲みたいかな。』
じゃあ、僕も飲もーといって、手慣れたようにお酒を作る。私が来るようになってからは、色々なハイボールを置くようになってたみたい。
グカは、顔もうさぎみたいに可愛いし、年下なのに面倒見がいいし、女友達からはなんで付き合わないの？と言われた。
私もなんで好きにならないのか分からないけど、多分…
jk「はい、おつまみ〜」
『ありがと、歯磨きある？』
jk「あると思うよ、この間忘れてった子のやつ新品だから使っちゃえば？」
女の影があり過ぎて、もはや男として見れないからだと思う。
だから、私も適当に扱えるし、適当にされても痛くも痒くもないのかもしれない。
それに、グカの同級生から聞いたが、年上のお姉さんと仲良いのが自慢なのか、結構良さげに私について話しているようで、私からしたら、ある程度の我儘は聞いてくれるいい子枠なのだ。
それに、この頃、私には良い感じの人がいた。
ジンくんという私の一個上だけど、学年は同じの超沼男っぽい人だ。
見た目は冷たそうなのに、話すとギャップしかない。
そして、どの瞬間をとっても顔がいい。
10月の終わりに出会い、2回デートして、3回目はお家だった。
一緒にハンバーグを作り、おいしいねと食べた。
口いっぱいに頬張る姿は、とても可愛くて見てて癒された。
今思えば、ホストと遊ぶような感覚でジンくんと遊んでいたのかもしれない。
だから、キスをされても拒まなかった。
でも、嘘かのようにドキドキしなかった。
シてる時も、やっぱり顔が良いなぁと冷静な自分がいた。
もう寝るの？と聞かれキスを催促されても、眠いが勝った。
あれ、こんなもんだっけ？
そういえば、私、人を好きになったことあったっけ。
テヒョンさんの優しさは素敵だと思う。
ジミンさんの物腰が柔らかく頼りになるところも素敵だ。
グカの可愛くて面倒見が良いところもいい。
ジンくんなんて、顔が良いし、ギャップあるし最高じゃないか。
あれ？
その日から二度とジンくんとは会わなかった。
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作者名：ナノ | 作成日時：2023年7月9日 13時
