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#56 ページ6

《後藤side》







.






お酒も少しまわってきたところで

切り出してみた。





後「ね、ばしくん、今日もしかして」

「Aちゃんに会ったんじゃないの?」



都「え?!」






なにも知らないつづちゃんは

理解するのに少し時間がかかっていた。








.







「会った と言うよりは 見かけた に近いかな。」



都「喋らなかったってこと?」



「うん。」



後「なんで?」









.








そう質問するとばしくんは、黙り込んだ









.






「ゆずるさんのメイクさんになってて…」



それ以上何も言わなかった。

まあ、ばしくんのことだから

お酒を飲んだのは

今日で諦める、忘れる。という意味なんだろう。


















後「ばしくん、つぶれちゃったね」



都「だな」











スヤスヤと寝てるばしくんの

目には涙のあとが少しだけあった。



お会計を済ませて、つづちゃんと2人で

つぶれたばしくんを担ぐ。















都「ゔっ、、」



後「おもい。」











とぼとぼと歩いていると









「何も言わずに大阪行くとか何なんだよ!」



後「ぅわっ、何急に。」

「大声ださないでよ、近所迷惑だから」



「久々に会えたと思ったら他の芸人さんと」

「仲良くしてさ…」



都「おい、ばし、、」



「…っ忘れらんねぇよ」

















ばしくんがそう泣きながら呟いた時






『…ごたくん?』

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設定タグ:四千頭身 , 石橋遼大 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぴの | 作成日時:2020年6月25日 0時

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