KR side ページ13
休憩になってレッスン室を出る。
いちばん奥の自販機の隣のソファーに腰を下ろす。
KR「…ふう…」
胸に手を当ててゆっくりと深呼吸してみる。
大丈夫、なんとか落ち着きそうだ。
メンバーに対して後ろめたい気持ちの俺は、胸が痛むってひとことが言えない。
背もたれにカラダを預けて天井を見上げ、ため息をつく。
A「オッパ？顔色良くないけど…」
KR「あ、いや、ちょっと疲れてるだけだ…大丈夫だ」
A「…私にも言いにくい？」
演技に興味を持ったこと、呼吸が苦しくなること、この間の帰国で病院に行ったこと、
…そして、Aのケガのこと。
思い切って打ち明けた。
A「オッパ、私のことは大丈夫だよ。とてもきれいに撮れたって自信持って言える」
KR「でも、もしペンが認めなかったら今度は…」
A「オッパ？私のペンだっているんだからね」
そう言っていたずらっぽく笑うAに、少しだけ心が軽くなる。
A「チャミオッパにペンに気持ちは伝わるから、堂々とステージに立てって言われたの」
KR「チャミニヒョンに？」
A「うん…その気持ちはペン以外にもきっと伝わるって…思うことにした」
KR「そっか…」
A「怖いけど…まだ辞めたくないから」
あのケガの時も乗り越えたA。
意思の強さはチャミニヒョン譲りなんだろうか。
A「それより、オッパの体調の方が心配。病院どうだったの？」
KR「まだ何とも。しばらくは様子見だ」
A「そっか…」
Aも俺と同じように天井を見上げる。
A「私、いろいろなことに興味持つっていいことだと思うよ」
KR「…」
A「ずっと一緒にやってきたから、ひとことじゃ解決しないけど…」
KR「俺のわがままだから…後ろめたいんだ」
A「…さ、レッスン行こう」
立ち上がってにっこり笑って俺に手を差し出すA。
いろんな気持ちが溢れて、その手を引き寄せて抱きしめる。
A「オッパの気持ちも伝わると思うよ…みんなに」
KR「…そうだな…」
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プチバビ(プロフ) - 安樹さん» こんばんは。お返事が遅くなってごめんなさい。嬉しいコメント、ありがとうございます!!ようやく(笑)久しぶりに更新できました(^_^;)これからも楽しんでもらえるよう頑張ります!また是非いらして下さいね(^^) (2015年1月26日 2時) (
レス) id: 6a302bdc2c (このIDを非表示/違反報告)
安樹(プロフ) - 作者様！ここまで一気読みしてしまいました。(笑)とってもおもしろくて内容濃くて。尊敬します。これからも楽しみにしてますね！ (2015年1月10日 0時) (レス) id: a6c7f35943 (このIDを非表示/違反報告)
プチバビ(プロフ) - ななさん» こんばんは！コメントありがとうございます！すっごい嬉しいです(＞▽＜)これからも楽しんでもらえるように更新頑張ります!(^^)! (2014年9月17日 0時) (レス) id: 6a302bdc2c (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ご飯食べるのも忘れて一気に読んじゃいました(^ ^)登場人物がたっくさんいるのに一人一人の感情とかが丁寧に書かれていて、びっくりしたしとても読みごたえがありました！！続き楽しみにしてるので、更新がんばってください☆応援してます(*ﾟOﾟ*)！ (2014年9月16日 18時) (レス) id: d7b4a8ad88 (このIDを非表示/違反報告)
プチバビ(プロフ) - かのかさん» こんにちは！とっても嬉しいコメントありがとうございます！妄想を文字にする力になります!(^^)!これからも楽しんでもらえるよう頑張ります(^O^) (2014年8月15日 17時) (レス) id: 6a302bdc2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プチバビ | 作成日時：2014年8月13日 16時
