き ページ6
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「A〜、お昼食べよ。」
「あ、うん。」
午前中の会議を終えてへとへとで帰ってきた私。
資料を整理していると違う会議に出てへとへとになっている同期のチサトが財布を持って近寄ってきた。
時刻はもう14時。
「あれ？Aがお弁当？」
「あーうん、ちょっとね。」
席を立つ時に私の持った袋を見て驚くチサト。
それもそのはずで、いつもなら私もチサトと同じく財布だけを掴んでいるから。
就職して、一人暮らしをするようになってからは自炊するようにはなったけど、
朝の出勤前は忙しくてお弁当は作らず、毎日食堂で済ませていた。
その私がお弁当を持っている。
そりゃ驚かれる。
「なに、彼氏できた？」
「なっ、」
「料理できる彼氏かぁ、いいなぁ。」
「そんなんじゃないよ！」
さすがに
恋愛ロボットと恋をすることになったんだ☆
とは言えないし、「気分が乗っただけ」とてきとうに誤魔化す。
私だってびっくりしたよ。
朝起きて行ったら
『あ、弁当作ったで？』って私のエプロンしてるだいきがキッチンに立ってたんだから。
ついでに朝ごはんも作ってたんだから。
しかも美味しかったし。
『まぁここはロボットらしく、組み込まれとるからさ。』なんて。
……変なとこでロボット出すなーっての。
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「でもよかった。」
「え？」
食堂のいつもの場所に座ると、チサトはＡ定食を、私はだいきの作ってくれたお弁当を広げる。
「まだ、�霤沈菁擇里海板匹い�けてるんじゃないかなって思ってたからさ。」
お弁当箱を開いていた手がついぴくっと代名詞に反応してしまった。
「……なつかし、その名前。」
「前は�霤沈菁據��霤沈菁擇辰董�ずっとA言ってたのにね。」
.
�霤沈菁據△箸いΔ里�
�霤� 崇裕という
私とチサトの部署の先輩で、
私の元カレ。
就職したばかりの私の教育係で、その優しさや男らしさに惚れるのは時間はかからなかった。
だから告白された時はすぐにおっけいしたし、彼と沢山思い出を作った。
大好きで、いつかこの人と愛を誓いたいと。
そう思っていた。
だけど、2年前。
『……別れてほしい。』
そう言って私の返事を待たぬまま、彼はアメリカに行ってしまった。
何年かかるかわからないから、その間待たせるのは悪いと。
そう言って、彼はそんな時まで優しく私を思ってくれていたらしい。
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夏 - ページ12【キッチンを除くと】→覗くと、 ページ13【…このこと、だいきに言ったからどうなるんだろう。】→言ったらどうなるんだろう、 ページ15【首を降ったから】→振ったから、 ページ16【焼き鳥とり】→焼き鳥より だと思います。 (2017年10月19日 18時) (
レス) id: 44661be576 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - ページ1【千円札でお釣りが帰ってきて】→返ってきて、 ページ3【売れ残る分けないでしょ？】→訳ないでしょ？、 ページ11【いつも通り最近あった事とかとか】→「とか」1つ多い 【そんな風にいつも通りお昼ご飯を食べて部署の戻ると】→部署に戻ると、 (2017年10月19日 18時) (レス) id: 44661be576 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん°(プロフ) - Twitterで言ってたやつだね！ (2017年9月3日 11時) (レス) id: 5c49c99a1a (このIDを非表示/違反報告)
憂雅(プロフ) - コメント失礼します。とても楽しく読ませていただきました！よければチサトちゃんバージョンのお話も読んでみたいです。 (2017年8月28日 20時) (レス) id: 43f21d8ca1 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 初めまして！物凄く面白かったです！！続きが気になりますTTもしよければお願いします！楽しみにしてます♪ (2017年8月28日 0時) (レス) id: ed3f3f72d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーり
| 作成日時：2017年8月27日 10時
