あなたたちのところへ戻ることができますか？緑A (ページ1)

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A side

「さぁ始まりました。VS嵐ー！さて今日のテーマ
　は～」

翔ちゃんの声で始まる収録。そして盛り上がる観客席。俺はこの雰囲気が大好きだ。

「あー相葉さん何やってんすか！ちゃんと走って下さいよ！」

「ちゃんとやってるよ！ピンクボールだって入ったし」

「一個だけだったけどねー」

「えー！だって松潤とリーダーの入れ替わりが遅いんだもん！」

「「俺らのせいにすんなよ！！」

この5人でしか出せない空気感。毎回プラスワンの方や対戦チームも笑ってくれる。その笑顔が大好きだからゲームで失敗してもまたやろって思えてたんだ。

．．．でも、今は違う。
あぁ、またあの時間が来るのか…
今日は何されるんだろう。
いつから変わってしまったんだろう

in楽屋

s「おい！相葉何やってんだよ！俺ら負けちまったじゃないか」

o「ほんとだよー、今日は気持ちよく寝れると思ったのに」

n「まぁまぁいつものことじゃないすか。今日は何すんの潤くん」

m「そりゃ蹴り100発でしょ、いつもより強くやろうぜ」

痛い...痛い...
そうVS嵐の後毎回暴力を振るわれるんだ。VSに限ったことじゃないけどね？
最初は抵抗してたけどそうするともっとひどくなるからやめた。

m「あースッキリした！そうだ！この後みんな仕事ないでしょ？飲みに行こうよ！俺行きつけの店があるんだ」

s「いいね。いこいこ、智くん早く！」

n「置いて行きますよー」

o「置いていくなよー」

ガチャ

はぁー、何やってんだろう俺。服をめくれば痛々しいアザ。新しいものから古いものまで。もう3ヶ月は続いてるかな。よく耐えてきたと自分を褒めてやりたい。

....帰ろ。