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「なんだか最近楽しそうだね〜」
家で唐突にお姉ちゃんに言われた。
「えっそう見える？」
私的には落ち込みっぱなしだったけど…。
「うん。なんか生き生きしてる。友達でもできたの？」
「あ！うん！友達できたよ！すごく良い人なんだ〜！」
我が姉ながら、よく分かったなぁ〜と感心してしまう。
「やっぱり。良かったね、素敵な友達ができて。ついこの間までこの世の終わりみたいな顔してたのに」
「う…もう気にしてないもん」
つい見栄を張る。
「そうなの？尚更良かったね。」
「その、友達なんだけど…年上で輝ちゃんって言うんだ。」
「年上なんだ…」
「うん。この前色々あったときも、励ましてくれて…『Aを振る男なんて最低だ！』って言ってくれたんだよ！」
「へぇ…私も会ってみたいな！」
お姉ちゃんと輝ちゃんが話してるところなんて、想像できない。
「会ったらお姉ちゃんも好きになるよ！」
「そうだね。私もそんな気がする！」
「そういえば、今週末に二人で出掛けるんだ！女友達と二人で遊ぶなんて小学生のとき以来かも！ちゃんとした場所に行くのは、もしかするとはじめてな気がする…」
「そうだったんだ！最初に行く人が輝ちゃん？で良かったね」
お姉ちゃんが「輝ちゃん」と呼んでいるのが不思議な感じがした。
「本当にそう思う。やっぱり、今度会ってほしいな」
「うん。いつか会えるといいね…」
「あと、二人で、仲良くするんだよ？友達を大事にね。」
「うん！」
もちろん、輝ちゃんとはこれからも一緒にいたい。
「それと、彼女が困ってたら、Aがちゃんとサポートしてあげること！分かったね？」
「はーい！」
私は、色んな人に支えられている。
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作者名：きつつき | 作成日時：2019年11月1日 20時
