目を覚ましたら…ここどこ？ (ページ34)

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宴ページ34

A「宴？」
私は今紅魔館にいるんだけど、咲夜さんの出してくれた紅茶をレミリア様、フランちゃん(そう呼べ。と言われた)と飲んでいて、
そこへ、さっきやってきた霊夢と魔理沙と話していた。

話題で、宴の話が出ている。

魔理沙「あぁ。Aが来てまだやってなかったろ？」
レミリア「たくさんの人を呼んで盛大に開こう。って話を前々からしてたのよ」
A「そ、そうなんですか…いいんですか？」
レミリア「もちろんよ。」
フラン「やったー！宴だ！」

咲夜さんも微笑みながらそれを見ていて、皆楽しそうに話していた。

…1人を除いては。

A「れ、霊夢…？」

霊夢だけは少し嫌そうな顔をしていた。

A「どうしたの…？…あっ！嫌だったら全然いいんだよ！？宴！」

私は霊夢はきっと宴が嫌なのだろう。と思い、この発言をした。
だが霊夢は首を横に振り、

霊夢「いや…宴自体は別にいいのよ。酒だって飲めるしね」
A「じゃ、じゃあなんで…」

そう聞くと、霊夢は皆の顔を見てため息をつきながら、

霊夢「後片付けが嫌なのよ…どうせまたうちの神社でやるんでしょ？」

その言葉を聞く限り、いつも霊夢の神社でやっていて、最後に霊夢が後片付けをやっているということは私でも分かった。

魔理沙「当たり前だぜ！霊夢の神社以外でどこがあるっていうんだ！」
霊夢「たくさんあるでしょ！それに神社なら早苗の所だって同じじゃない！」

2人でギャーギャーと騒いでいて、それを他の皆はいつものことだ。というようにスルーしていた。

魔理沙「諦めろよ霊夢！いつものことだろ！」
霊夢「何がいつものこと。よ！
ならあんたが後片付けやんなさいよ！」
魔理沙「それはお断りなんだぜ」
霊夢「なんなのよ！！」

いつまでたっても騒ぎは収まらず、私はガタッと立って言った。

A「れ、霊夢！それなら私が後片付け手伝うよ！っていうかほとんど私やるよ！」

実際にこれは言わなくても言われなくてもやろうと思っていたことだ。

だがこれを聞いて霊夢は。

霊夢「いや。大丈夫よ…Aは今回主役な訳だし。
私1人でやるわよ…」

1人でやる。と言って断られてしまった…

でも流石に1人でやらせるなんて…

A「でも…」
霊夢「いいのよ。あんたはその場で存分に楽しんでくれればいいの。」
A「わ、わかった…」

霊夢「ただし…魔理沙。あんたはやりなさいよ！」
魔理沙「えぇー！」

ま、また始まってしまった…