百五十七話 ページ7
「兄さんは、イタチ兄さんだけがこんな私を受け入れてくれた...私には兄さんがいない世界なんて、到底耐えられない」
「もう私は引き返せないところまで来てしまったんです」
でも、私はもう迷わない
「......ツバサ」
ごめんなさい、先生
うずまき君、サクラちゃん
「ようこそ、私の世界へ」
私は兄さんの為に生きると決めたの
「惑わされるな、お前らこれは幻術だ!」
地面がぐらつき出し、次々と溶岩が吹き出す状況で何とか耐えながら先生が指示を出す
普通の幻術だと侮ることなかれ
「それは分かってる!でも、どうしても身体が反応してしまう!」
「これじゃあ、まるで...」
目の前の光景に息を飲むサクラちゃんやうずまき君
「本物、現実と変わらないでしょう?」
私はクスリと笑いかける
「あれから猛特訓したもの、昔は何をやってもダメダメだと思っていたけれど幻術の才能はあったみたい」
さてと、このくらいで良いかな
ふっと息を吐くと、ピキピキと辺り一面が凍り出す
「こ、今度は何?!」
「溶岩の次は吹雪か!」
何とかその場から離れようとしているが、らあっという間に足首まで凍っていく
身動きが取れないのを確認した後、私は仮面を被り背中を向けた
「ツバサ、行くぞ」
「はい、兄さん」
「ツバサ、待て!」
兄さんについていこうとしたところ呼び止められ、私は足を止める
「私は兄さんの意志を継ぐ、それが私の意志であり、火の意志よ」
振り向かずそう言い放って、兄さんと共にその場を去った
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狗犬(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメント有難うございます!申し訳ないのですが、スラムダンクは詳しくなくて、合作のお誘いは嬉しいのですがすみませんm(_ _)m (4月30日 19時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこ@キメラリさん» 見た〜〜〜!! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ@キメラリ - ももさん» あと他の人の小説でこういうことするのも良くないけど、ももちゃん!水未ちゃんの小説見てくれ (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこさん» うぇ?! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ - ふわちょこさん» 誰ですかあなた。なりすまさないでください? (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2024年1月2日 1時