百五十三話 ページ3
「ツバサ」
嗚呼、ほらまただ
「ツバサ、代われ」
私の中に何かがいる
そう気付いたのは、大蛇丸と対峙したときだった
「私と代われ、貴様のやり方では生温い」
「黙ってて!」
声を荒らげるも、その声は消えず頭の中で木霊する
「そんな生半可な覚悟では、何もかも失うぞ」
「うるさいうるさいうるさいうるさい!!!!」
消えろ
そうひたすら念じれば、何かはいなくなる
目を瞑り肩で息をしながら、自身を落ち着かせる
これで何度目だろう
「.......」
鏡の前に立ち、自分の顔を見つめる
嗚呼、なんて酷い顔
「ツバサ、入るぞ」
突如、部屋の扉を叩く音がして、鏡越しに目の下にできた隈をなぞっていた手を止める
「チャクラが乱れているが、何か良くない夢でも見たのか?」
「...いいえ、見てないわ。私にとっての最悪は兄さんを失うことだから」
そう、その最悪を起こさせない為に私はここにいる
「今日は予定通り決行することになった」
「そうみたいね」
「本当に良いんだな?」
「ええ」
もう後悔しない為
「覚悟は出来ていると言うわけだな」
もうあんな思いを二度としない為
「行くぞ、ツバサ」
「...はい、イタチ兄さん」
全部、私が望んだことだから
_________________________
〈二年後追加(変更)設定〉
容姿
身長は163cm、体重は平均よりやや軽め
右目を前髪で隠してる
髪は下ろしている
オビトが着てる服の二藍色バージョン
黒の編み上げサンダル
腰に刀
幻術に長けている
常に仮面を着けている
105人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狗犬(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメント有難うございます!申し訳ないのですが、スラムダンクは詳しくなくて、合作のお誘いは嬉しいのですがすみませんm(_ _)m (4月30日 19時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこ@キメラリさん» 見た〜〜〜!! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ@キメラリ - ももさん» あと他の人の小説でこういうことするのも良くないけど、ももちゃん!水未ちゃんの小説見てくれ (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこさん» うぇ?! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ - ふわちょこさん» 誰ですかあなた。なりすまさないでください? (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狗犬 | 作成日時:2024年1月2日 1時