百五十一話 ページ1
ツバサside
「おばあちゃん、これなぁに?」
昔、私が5つくらいの頃の話だった
祖母の家の倉庫を祖母と散策していたとき、私はある巻物を見つけた
「これはね、避雷針の術の巻物だよ」
それは、避雷針の術が書かれた巻物であった
聞いた話によれば、避雷針の術は四代目火影様が使っていた術らしい
元々は二代目火影様の千手扉間が使っていたそうな
血が繋がっていないとは言え、そんな凄い人との繋がりがあったなんて、今でも信じられない
「ひらいしん?」
「そう、一瞬で移動したいところに行ける凄い術さ」
それを聞いた途端、幼い私は瞬く間に目を輝かせた
「一瞬で?!ツバサ、それやりたい!だって、兄さんやおばあちゃんに何時でも会いに行けるようになるもん!」
「はは、そりゃ良いね。でも、お前さんにはちと速い。もう少し大きくなったら教えてあげるよ」
そう言って祖母は私の頭を優しく撫でた
シワシワだけれど、とても温かくて落ち着く祖母の手
私はそんな祖母の手が大好きだった
「もう少しってどれくらい?イタチ兄さんくらい?」
私は体全身を使って祖母に問いかけた
「そうさなぁ、イタチよりももう少し上かな」
「じゃあおばあちゃんと同じくらい?」
そう言う私を見て、祖母は目を見開き驚いた
そして、飄々と笑ったあとに
「一気に飛ばしすぎだよ。全くお前さんは本当に愛い奴だね」
「?」
目を細め、ワシャワシャと私の頭を掻き回すようにして撫でた
このことは今でもよく覚えている
かけがえのないもの
私の大切な大切な思い出だ
(だって、兄さんやおばあちゃんに何時でも会いに行けるようになるもん!)
(くっ!俺の妹が尊過ぎる!)
(しっ!イタチ兄さん、静かにしないとツバサに気付かれちゃうよ!)
(イタチ、サスケ、そんなとこでコソコソしてないで中にお入り)
((あ))
105人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狗犬(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメント有難うございます!申し訳ないのですが、スラムダンクは詳しくなくて、合作のお誘いは嬉しいのですがすみませんm(_ _)m (4月30日 19時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこ@キメラリさん» 見た〜〜〜!! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ@キメラリ - ももさん» あと他の人の小説でこういうことするのも良くないけど、ももちゃん!水未ちゃんの小説見てくれ (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ふわちょこさん» うぇ?! (4月29日 18時) (レス) id: 090ee67cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ふわちょこ - ふわちょこさん» 誰ですかあなた。なりすまさないでください? (4月29日 18時) (レス) id: 7020b21f02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:狗犬 | 作成日時:2024年1月2日 1時