一目惚れ (ページ41)

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数年後＿卒業式ページ41

sideほくと

俺が高校を卒業する日。

1年生のときに仲良くさせていただいていた先生は2年、3年になるときにみんな異動になって、とても寂しかった。
ちなみに2年になるときに大我くんと翔ちゃん先生。
3年になるときに樹と大野先生。
もちろん、大我くん家には行かなかったけど、連絡はたまにしていた。

ジェシー、慎太郎、こーちはそんな俺を励ましてくれてた。

"高校卒業したら大我(きょも)と付き合えるんだからそれまでがんばろ？"

その一言で何もかも頑張れた。
わかる、単純だけどね。

卒業式＿

ジェシーが声をかけてくれて仲良くなってくれたおかげで正直不安だった高校生活が楽しかった。
大我くんと先生生徒という関係だったけど、恋すること恋の先にあることを教えてくれた。
慎太郎は２年生になってから同じクラスになって、どんな相談でも乗ってくれた。
こーちは同じクラスにはならなかったけど、そばにいると安心ができた。
樹はクラスの副担任でありながら大我くんのことで手助けをしてくれたおかげで気づけた。
翔ちゃん先生は俺と仲良くしてくれようとたくさん話しかけてくれた。
大野先生は褒め上手で頑張ろうと褒められたいという一心で成長できた。

いろんなことを思い返してたら途端に涙が出てきた。

卒業式終了＿

教室に戻る。
先生から卒業証書を渡される。

そこでもう何もかもが終わりなんだな、
そう痛感させられた。

ジ「ほくちゃーん！！」
「ジェシー！」
ジ「４人で写真撮ろー？」
「うんっ！」

自撮りをしたり、「撮ろうか？」と声をかけてくれた子がいて、お願いをして撮ってもらった。

「ねぇ、」
ジ慎高「「「んー、何？」」」
「大我くんが大我くん家で８人で卒業祝いしない？だって。」
ジ「したい！」
慎「おれも！」
高「いいよ。」
「伝えておくね！」

うなづいたのを確認してから大我くんに連絡をした。