一目惚れ (ページ33)

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家の中に連れてきたのはいいのだけれども。ページ33

sideきょも

家の中に連れてきたのはいいんだけど、
どこに行かせようか迷った。

北斗、寝ぼけてるしソファに寝っ転がせるか。

ソファに北斗を寝かせて、近くに北斗の荷物を置かせ、自分の荷物を部屋へ置いてくることにした。

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リビングに戻ると北斗は完全に目覚めてたみたいでソファに座っていた。

京「北斗？」
北「あ、大我。」
京「目さめたみたいだね？」
北「起きた瞬間、びっくりしちゃった。」
京「まぁね。笑
　帰る？」
北「絶対に帰るからもうちょっとだけいてもいい？」
京「いいよ。」

北斗は「やった！」と喜んでいた。

北斗が高校する卒業まで持つかな、俺。

北斗、1年生だからまだまだじゃん。

北「キスしたい。ダメ？」
京「あれは特別。俺も辛いけど、今は頬だったらいいよ。」
北「だったら大我先生も頬にしてください。」
京「わかった。」

北斗は俺を見つめたあと、口のすぐそばにキスをした。
頬じゃないじゃん、そう思ったけど、北斗を見たらどうでもいいや、なんて思った。

俺は北斗の頬にキスをした。

北「高校生活も楽しみたいけど、早く卒業したい。」
京「なんで？」

答えはわかってるけど、あえて聞き返した。
本人からちゃんと聞きたいから。

北「わかってるでしょ。大我先生と繋がりたいからってこと。」

かわいい。まじでかわいい。

北斗は時計を見て、ハッとした。

北「先生、俺、もう帰ります。」
京「送っていくよ。」
北「いいですよ、そんなの。身体、ゆっくり休めなきゃ。
　退院したばかりですし。」

せめて、ということで玄関の外まで送り出すことにした。

あ、そうそう。北斗が寝ている間、北斗の持っていたカバンにあるものを入れたんだけど、気づいてくれるかな？